積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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相棒 Season 13 第9話「サイドストーリー」


★★★☆☆
 なんとかギリギリ年内に今年最後の『相棒』感想を。社会の高齢化に伴って近年ミステリにも増えつつある介護問題にした社会派回でした。
 これまでの人生で築き上げてきたすべてを母親の介護のせいですべて失い、それでも逃げることはできない現実。自分でもネグレクトの罪を重々自覚していながらもそうせざる得ないほどまでに精神的に参っており、そこに畳み掛けるように介護士からの追求が加えられたら、そりゃあああした対処に出てしまうのもわからなくもないことです。今回の話で重いのは、事件のきっかけを作った側の人間も自らの置かれている状況、やってしまったことの重大さを理知的に判断できている点でしょう。
 介護放棄された側はされた側で、自分の息子が苦しんでいる姿を知っているからこそそれを責められない。被害者の側から加害者を庇ってしまう歪な構造がそのまま、現代日本における介護問題とオーバラップしているわけですね。
 しかしまぁ身も蓋もないことを述べるなら、自分の存在が息子を追い詰めている事実をそこまで承知しているのであれば、母親は母親でもうちょっと協力的な態度といいますか、せめて気難しくワガママ放題な性格を正すくらいの姿勢を見せていれば彼の負担も少しは減ったんじゃないかなぁとも思うのですが……。

 それにしても捜査中に気になったレシピを自ら作って試してみて、庁内で皆に振る舞う光景はもはや『9係』で笑いました。右京さんと加納係長の共演と、変人な上司を持つカイトくんと青年の絡みも見てみたいものです。



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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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