2014.12/15 [Mon]
相棒 Season 13 第8話「幸運の行方」
★★★★☆
特命係ではなく事件の関係者を主役にしたエピソード。そして久々の下町人情もの。いやー、年末の寒空に下町の景色はよく合います。
小学生時代からの喧嘩友達でもあり、恋のライバルでもあったご老体ふたりの丁々発止の掛け合い、悪戯っこのようにコソコソと悪巧む(?)様子は茶目っけがあり、会話だけでも楽しめます。こういう普段と違うトーンのちょっと懐かしい雰囲気の現代社会から浮いたようなお話というのは、「ウルトラ」の頃からまったく変わっていませんね。『ウルトラマンガイア』の「遠い町・ウクバール」とか『ウルトラマンマックス』の「クリスマスのエリー」とか。
総じて Season 2 あたりの頃の『相棒』を観ているようでした。
反面、被害者の平くんが金庫破りまでした動機に弱さを感じるのも「らしい」と言いますか。一応、右京さんによってその心情がフォローされてはいるものの、お世話になっている人の家に泥棒に入るよりかは適当な嘘を吐いて当たり券だけ取り返す方が断然容易だろうし、何だったら真犯人がこれまでの買い取り品を取り戻せる程度のお金を平くんに貸し付けて、返却して貰う形で回収したりとやり方は他にもたくさんあったハズ。このあたりのミステリとしての詰めの甘さもいかにも太田愛という感じです。
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