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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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2014年の私的本格ミステリ・ベスト5


いよいよ『2015 本格ミステリ・ベスト10』が発売ということで
ギリギリになってしまいましたが今年度の私的本格ミステリ・ベスト5を発表したいと思います。
対象作品は奥付が昨年11月1日~今年10月31日のものとなりますので悪しからず。

それでは早速いきましょう。



第5位 周木律『災厄』
災厄災厄
周木 律

KADOKAWA/角川書店 2014-05-31
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目的不明、原因不詳の集団死の謎を数多の伏線によって意外な真相へと導く、
パニック・サスペンスと本格ミステリの手法が合致した周木律の新境地。
もう懐古趣味の再生産作家とは言わせない!





第4位 米澤穂信『満願』
満願満願
米澤 穂信

新潮社 2014-03-20
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ミステリ作家として、そして小説家としての米澤穂信の巧さと上手さが光る短編集。
話の筋が読めてなお読者を惹き付ける実力には平伏します。





第3位 北山猛邦『ダンガンロンパ霧切(2)』
ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)
北山 猛邦 小松崎 類

講談社 2013-11-29
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もはや一ノベライズの域を超えた、著者の新たな代表作となるシリーズといって差支えのない本格ミステリ。
『ダンガンロンパ』本編の霧切さんの設定を思うとバッドエンドの気配が濃厚ですが、
いまはまだ結お姉さまと霧切さんの幸せな日々を堪能したい。





第2位 『河原町ルヴォワール』
河原町ルヴォワール (講談社BOX)河原町ルヴォワール (講談社BOX)
円居 挽 くまおり 純

講談社 2014-03-04
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既刊で登場した各々の要素と独自の世界観を存分にミステリ部分にも活かした
シリーズのフィナーレに相応しい読み応えのある作品。
これで終わりと言わずにもっともっと続いてくれても良いのよ?





第1位 白井智之『人間の顔は食べづらい 』
人間の顔は食べづらい人間の顔は食べづらい
白井 智之

KADOKAWA/角川書店 2014-10-31
売り上げランキング : 27971

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発売日ギリギリの滑り込み!
今年度本格の大本命はこれを措いてはないでしょう。
SFギミックを用いた質の高い多重解決による二転三転でとにかく魅せる。
必読です。





ちなみに例年どおり本年読了したミステリを挙げておくと

01.愛川晶『ヘルたん ヘルパー探偵とマドンナの帰還』(未レビュー)
02.青崎有吾『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』
03.芦辺拓『異次元の館の殺人』
04.天祢涼『都知事探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ』(未レビュー)
05.天祢涼『もう教祖しかない!』
06.碇卯人『杉下右京のアリバイ』
07.石崎幸二『鏡の城の美女』
08.乾くるみ『セブン』
09.歌野晶午『ずっとあなたが好きでした』(未レビュー)
10.内山純『Bハナブサへようこそ』
11.岡田秀文『黒龍荘の惨劇』
12.風森章羽『渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト』
13.叶紙器『回廊の鬼』
14.北山猛邦『ダンガンロンパ霧切(2)』
15.倉阪鬼一郎『波上館の犯罪』
16.小島正樹『硝子の探偵と銀の密室』
17.周木律『五覚堂の殺人 ~Burning Ship~』
18.周木律『伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~』
19.周木律『災厄』
20.翔田寛『探偵工女 富岡製糸場の密室』
21.白井智之『人間の顔は食べづらい』
22.菅原和也『柩の中の狂騒』
23.瀬尾こると『ロマネスク』
24.高里椎奈『うちの執事が言うことには』
25.高里椎奈『うちの執事が言うことには(2)』
26.高田崇史『神の時空 -鎌倉の地龍-』
27.高田崇史『神の時空 -倭の水霊-』
28.高橋由太『紅き虚空の下で』
29.知念実希人『天久鷹央の推理カルテ』(未レビュー)
30.月原渉『黒翼鳥 NCIS特別捜査官』
31.友桐夏『裏窓クロニクル』
32.長沢樹『冬空トランス』
33.長沢樹『武蔵野アンダーワールド・セブン -多重迷宮-』
34.中村あき『ロジック・ロック・フェスティバル ~Logic Lock Festival~ 探偵殺しのパラドックス』
35.西尾維新『掟上今日子の備忘録』
36.早坂吝『○○○○○○○○殺人事件』
37.幡大介『股旅探偵 上州呪い村』
38.東川篤哉『純喫茶「一服堂」の四季』
39.平谷美樹『小倫敦の幽霊 居留地同心・凌之介秘帖』
40.深沢美潮『女優のたまごは寝坊する。』
41.深水黎一郎『大癋見警部の事件簿』
42.円居挽『河原町ルヴォワール』
43.深木章子『殺意の構図 探偵の依頼人』(未レビュー)
44.麻耶雄嵩『さよなら神様』(未レビュー)
45.水生大海『転校クラブ シャッター通りの雪女』
46.皆川博子『アルモニカ・ディアボリカ』
47.望月守宮『無貌伝 ~奪われた顔~』
48.森晶麿『COVERED M博士の島』
49.森川智喜『半導体探偵マキナの未定義な冒険』
50.森川智喜『なぜなら雨が降ったから』
51.米澤穂信『満願』


以上が、私はろーすみすの選ぶ2014年の本格ミステリ・ベスト5です。
今年はシリーズものもノンシリーズ作品も短編集が多く、がっつりした長編を読みたい向きには
あまり嬉しくない1年となりましたが、個々の作品のクオリティは比較的高水準を維持しており、
傑作乱発だった2012年には及ばずともなかなか良いミステリに恵まれました。


が、来年度は既に先月発売ぶんの作品から大盤振る舞いな気配がしているので
さらなる収穫に期待しつつ、また1年間ミステリを読んでいこうと思います。

それでは。ここまでのお付き合いありがとうございました。


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プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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2014年のベスト5

2014年に読んだ小説の       (暫定)ベスト5はこれ!!

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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

2011年のベスト5

2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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