2014.11/10 [Mon]
ウルトラマンギンガS 第9話「取り戻す命」
美鈴登場! 『ギンガS』後半戦は旧作のヒロインとチブル星人エクセラーに見放されたアンドロイド・ワンゼロが主軸となるエピソード。
夢に向かって邁進する千草と健太、UPGで活躍するヒカルや友也に対し、いまいち芳しい成果が得られていない日々を過ごす美鈴と、主に棄てられ目的を失ったワンゼロの立ち止まったままのふたりがめぐり合い、再び一歩を踏み出すストーリーは派手派手しくはないものの、登場人物の心情に重きを置いた無印『ギンガ』にあった空気を感じられ、懐かしい気持ちにさせられました。
青虫と花、原っぱの緑にそよぐ風の中で見知らぬ者だからこそ吐露できる感情ーー。殺伐とした戦闘とはまったく無縁の場所でまったく事情に無縁の相手と接することで、ワンゼロにもまた新たな感情が芽生えていく。
『ギンガS』は第1話から突っ走りどおしでドラマ部分に弱さを感じていただけに、ここでワンクッションが入るのは非常に嬉しい。内容的には小休止ともいえるお話ですが、これがあるからこそ視聴者も作中のキャラクターたちも「その次」へと進めるのです。
今回の怪獣はベムラー&ベムスターのベムベムコンビ。『ウルトラマン』第1話の怪獣のわりにはなかなか再登場の機会に恵まれてこなかったベムラーですが、『ウルトラ銀河伝説』以降、『ウルトラゾーン』に『ゼロファイト』等、着々と登場機会が増えてきました。
一方のベムスターはこちらも昭和からの人気怪獣ですが、お腹の光線吸収ネタといい、さすがにそろそろ食傷気味かなー。初戦のビクトリーがオーバーヘッドビクトリウムスラッシュで攻撃をヒットさせているのに、まんまと光線を食われてしまうヒカルの学習のなさよ……。タロウ教官も左腕で嘆いているに違いない。
建物をポイポイ投げるベムスターとそれをそっと置くビクトリーには笑いました。というか、そんなところに勝手に増築されても困っちゃいますから!
すっかり愛されキャラになったムッシュ・ボルストも何事もなかったかのように存命し、さらにパワーアップ(という名の死亡フラグアイテム獲得)していましたね。元々の怪獣の能力にライブした星人の特性を加えて違った見せ方をするという発想は、これまでの「ウルトラ」シリーズには見られなかった新しいアイディアですね。
劇場版の公開も決定し、まだまだ『ギンガ』は盛り上がっていきそうです。
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