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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『バイオハザードV リトリビューション』

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★★☆☆☆
アンブレラ社が開発したT-ウイルスが蔓延し、地球はアンデッドに覆い尽くされようとしていた。人類最後の希望であるアリスは、アンブレラ社に囚われ、ある極秘施設の中で目覚める。アリスはその巨大な施設から脱出しようとするが、気がつくと東京、ニューヨーク、モスクワなどの壊滅したはずの都市に移動している。実は、その施設には、世界を覆す驚くべき秘密が隠されていた。しかも、全ての背後には、アンブレラ社をも裏切った最凶の黒幕が・・・・・・。元仲間がアリスを攻撃し、かつての敵が手を差し伸べる。アリスは誰を信じ、何を疑えばいいのか?


「バイオハザード」第5作。地上波で放送があったので視聴。
 いや、これはダメでしょう。シリーズ過去作のキャストが勢揃いすることがウリの第5作でしたが、蓋を開けてみればあまりのお粗末さにシリーズの終焉を本格的に感じさせるダメ映画でした。
 過去キャラを使うにしても結局はクローンで別人だし、それについてアリス側に取り立てて葛藤があるわけでもなく、本当にただ出しただけ。かと思えば前作の生存者は結局どうなったの?という点にまったく触れられず、キャラクターの扱いが存在すぎる。
 そもそもこの「目が覚めるとアンブレラ社の研究施設でした」パターン、「ウェスカーが何か企んでるっぽい」パターンは良い加減見飽きたよ!というね。挙句の果てにはあまりにもインフレ化して製作陣も作中人物も扱い難くなって封じたハズのアリスの超人能力をほいほい復活させてしまう安直さ。もうシリーズとしての構成がしっちゃかめっちゃかというか、行き当たりばったりで作っているにもほどがあります。

 格闘場面にしても3D効果を狙ってかやけにスローモーションを多用してきて、真剣勝負というよりは映像を見せたいだけの単なるPVと化しています。ゾンビがバイクに乗って重火器をぶっ放すのも意味不明すぎる。野良ゾンビとは違ってアンブレラ社の実験の産物としてギリギリ説得力は保たれてはいますけど、ここまできたらもはやゾンビがゾンビである必要なくない? それともこれは原作ゲームに登場する敵キャラだったりするの?
 シリーズを重ねてアリス自体が最強レベルに到達しているため、『エイリアン2』のリプリーのように守るべき存在を得て初めて“母”としての強さに目覚めるといった流れもなく、せっかく出てきた少女も殆ど意味なしit。というかラストシーンのホワイトハウスではさっそくメインキャラの並びから省かれていますしね。
 その前線基地の外ではファンタジー世界かというほどに得体の知れないドラゴンとか飛んでましたけど、ゾンビ映画からどうしてこうなったし。
 来年製作開始予定らしい完結編もまあ、テレビで放送したら見てあげても良いかな。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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