2014.10/11 [Sat]
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
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★★★★☆
歳の時、何者かによって地球から宇宙に連れ去られたピーター・クイルは20年後、惑星間を渡り歩くトレジャー・ハンターに成長していた。ある日、惑星モラグの廃墟で謎の球体“オーブ”を発見したピーターは、換金のためにザンダー星のブローカーを訪れるが、彼を待っていたのは、宇宙に暗躍する“闇の存在”が送り込んだ暗殺者ガモーラだった。賞金稼ぎのアライグマ、ロケットと相棒の樹木型ヒューマノイド、グルードも加わって派手な戦いを繰り広げた彼らは、ザンダー星警察に逮捕されてしまう。 (2014年 アメリカ)
『アイアンマン3』、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に続く「マーベル・シネマティック・ユニバース」フェーズ2の第4弾です。劇場予告を何度観てもまったく面白そうには感じられず、今回はスルーで良いかなと思っていたところを、公開後のあまりの絶賛の嵐と知人の熱烈な勧めもあって劇場で鑑賞するに至りました。
話の肝は極めて単純明快で、噛み砕いていえばそれぞれの事情で銀河一危険な刑務所にブチ込まれた5人の無法者たちがひと悶着もふた悶着もあった末に共闘し、仲間となって宇宙を滅ぼすとする強大な悪と対峙するという内容です。
陽気でおちゃらけているように見えてその実、主要キャラの誰もが傷を抱えて生きていて、ときに衝突し利害関係から袂を分かちながらもそれらを曝け出すことで最終的に掛け替えのない絆で結ばれる。ストーリー自体は王道中の王道で世界観含め既存の作品と一線を画す内容ではないものの、主人公のクイルが幼少期に宇宙へと攫われた際に持っていたカセットテープから流れる音楽という体で洋楽懐メロをBGMとして全篇に盛り込んだことによって生まれるノリの良さと「われらが」米国カルチャーが宇宙の彼方でも喧伝されるSF的優越感、超AAA級の凄まじい映像クオリティが“普通の映画”を一段上の作品へと引き上げています。
逆にいえば、そこを引いてしまうと凡百のSFアクションと大差ない作品になってしまうわけですが、何にせよ楽しめる映画であることだけは間違いないです。
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