2014.07/29 [Tue]
ウルトラマンギンガS 第2話「ギンガ対ビクトリー」
既に先週ぶんの放送になりますが、『ウルトラマンギンガS』第2話の感想です。
前話ラストのギンガとビクトリーの衝突から始まる今回は、テレビシリーズの「ウルトラマン」では久々の市街地戦! それもバトルに次ぐバトルの連続でとにかく観ていて飽きさせない。
電気エフェクトを纏った尻尾で縦横無尽に攻撃を仕掛けるエレキング、長物を振り回しスタイリッシュにそれを捌いていくギンガ、ウルトランスで怪獣の能力を用いつつビルを踏み台に跳躍してみせるなど自身の身体能力も遺憾なく発揮するビクトリー etc……。
エレキングという(言っちゃあ悪いけど)良い加減出番も多く食傷気味ですらあったキャラクターを見せ方ひとつ、撮り方ひとつでここまで見応えのあるものに変えてしまうのかと思わせるほど新鮮な画ばかり。何といっても白眉は、夜の住宅街にエレキングの尻尾が見え隠れするシーンですね。いち怪獣好きとして、こういう迫力ある構図には興奮しちゃいます。
CGエフェクトとミニチュア特撮の融合、キレのあるアクションの数々は『ウルトラ銀河伝説』以降に変わらざる得ないと強く感じさせた新時代の「ウルトラ」シリーズのバトルの在り方を、存分に見せつけてくれました。劇場版だった『サーガ』は別として、『ギンガ』ではアベ監督以外にここまでケレン味のあるバトルを見せてくれた話はなかったですからねえ。
これで本当に赤字体制にも陥らず、予算の範囲内で収まっているのだとしたら、もはや言うことないでしょう。分割1クールだろうが2クールだろうが上等どころか大歓迎。
新しいエピソードが組めない時期は過去作ピックアップで食いつなぎ、1年の半分は新作に充てる海外ドラマや『相棒』と同じ方式です。今後しばらく、よりベターな手段が見つかるまではこの列伝内新作形式でやっていくのが「ウルトラ」シリーズにとって最も健全で、最適な手段なのではないでしょうか。
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