2014.06/30 [Mon]
ムック『ドキドキ! プリキュア オフィシャルコンプリートブック』
![]() | ドキドキ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック (学研ムック) アニメディア編集部 学研マーケティング 2014-03-15 売り上げランキング : 20683 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★★
「ドキドキ!プリキュア」のイラスト満載の完全ブック!表紙は新規描きおろし。全話紹介、キャラクター徹底ガイド、スタッフインタビュー、生天目仁美・寿美菜子・渕上舞・宮本佳那子・釘宮理恵の特写グラビア&インタビューなど、魅力のすべてがここに!
「プリキュア オフィシャルコンプリートブック」第2作。
「プリキュア」シリーズ通算10作目となる昨年度のシリーズの公式ガイド。本放送時にはやむなくスルーしていた『スマイル』に続き、溜まっていたぶんをすべて観終えたこともあって購入しました。
『ドキドキ! プリキュア』は1年を通して敵の大ボス・キングジコチューの娘であるレジーナとの関係を軸に、家族愛や友情、恋人への想いや憧れといった多くの“愛”が描かれます。中でも『ドキプリ』を語る上で外せないのが、小さい頃からいつでも一緒だった六花とマナ、ありすの3人にまこぴーという新たな存在が加わったことにより、六花が「自分が常にマナの一番でありたい」ともやもやを抱えてしまうエピソードです。女の子の友だちに対する微妙なキョリ感をここまで踏み込んで描いてきたことに驚かされると同時にすっかりハマってしまい、いまでは『スプラッシュスター』に次いで歴代2番目に好きなシリーズです。
そんなこともあってカラーページ満載、情報ぎゅぎゅっとな本ガイドには、それはもう隅から隅まで楽しませて頂きました。興味深かったのは製作陣が主人公を絶対賛美していない点で、幼い頃から常に誰かのために動こうとするマナは時に煙たがられることもあり、そんな彼女を見兼ねたありすの兄が「大っぴらに人助けがしたいなら肩書きが必要」と説いたことがいまの生徒会長職に通じている、との裏設定は是非とも本編に組み込んでほしかった!
また、声優さんの多くが「いままであまりやったことのないような役だった」と述べているのも印象的。確かに生天目さんの可愛い系の声はあまり聞かないし、お姉さんちっくな釘宮ボイスも珍しい。声をアテる側にとっても普段の現場とは違った演技が求められる場であったことはやりがいを感じただろうし、何よりそうした現場だからこそより思い入れが強くなり、それがプリキュア愛にも繋がっているんだろうな、と考えるとシリーズファンとしてはこの上なく嬉しい限り。
この薄さでこの満足度。おまけに装丁は可愛く、お値段もお手頃。『ドキプリ』ファンなら迷わず買うべし、永久保存版間違いなしです。
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