2014.02/14 [Fri]
映画『アナコンダ3』
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★★☆☆☆
ある製薬会社の極秘研究施設で、2匹の巨大蛇の実験が密かに行われていた。だが、凶暴化し手におえなくなっていた巨大蛇は、タンクを突き破り逃走。次々と研究員たちが殺され餌食となっていく中、さらなる獲物を求め2匹の蛇は街を目指して猛進する。しかも1匹は妊娠していて、出産をむかえようとしていた!! ただちに捕獲するため、その蛇を管理していた爬虫類学博士のアマンダは、ハンターのハメットらと共に追跡を開始するが……。
「アナコンダ」シリーズ 第3作。
数あるヘビ系モンスター・パニックの王者(王蛇?)「アナコンダ」シリーズの正統続編です。
この手のパニック映画にあるとおり、続編にあたってキャラクターや舞台は一新、唯一アナコンダが巨大化する原因となった“不死の蘭”から抽出されたエキスを注入されたヘビという点で設定上に緩い繋がりを持っている程度の、殆ど別個の作品となっています。
そもそも「アナコンダ」のどこが良かったかというと、未知のジャングルをクルーズする冒険映画的な要素、密林を舞台にしたスケール感、そしてその広大なアマゾンだからこそ本当に数メートル級の大蛇が実在しているんじゃないかと思わせるところであったわけで。こんな、郊外の研究施設から逃げ出した殺人ヘビを近所の林のような場所で延々追い立て、逃げ回る話ではなかったハズです。
おまけに今回のアナコンダはエキスの過剰投与により凶暴性が増し、人間を尾っぽで串刺しにするなどやりたい放題で、凡庸凡百の有象無象と大差ないレベル。もはや「アナコンダ」の「アナコンダ」たる所以を完全に喪失してしまったと言えるでしょう。
これで内容が面白ければまだ観られるものを、肝心のドラマ部分は退屈極まりなく、CGも単体ではそこそこですが、人間と絡み出すと途端に噓臭さが滲み出るダメダメさ。
主人公である女科学者が爆発を背に白のタンクトップ姿で悠然と歩み去るシーンのカッコ良さの他には、まったくといって良いほど魅力のない作品でした。
いやー、白のタンクトップは最高ですよ。モンスター・パニック映画のファンはみんなタンクトップフェチだって私、信じてる!
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