2014.02/09 [Sun]
相棒 Season 12 第14話「顔」
★★☆☆☆
死んだと思われた人間が実は別人で、整形手術によってすり替わっていた。テーマを絞り込んだシンプルなサブタイトルと着眼点のユニークさに期待して観てみたら、思ったほどでもなかったというのが正直な感想です。
顔認証システムと入れ替わり――。こういった最新技術と王道テーマの組み合わせにおいては、常識では攻略不可能な障壁をどうやって突破するのかがミステリ的には見せどころになってくるわけで。今回の場合であれば、生体認証は別人の顔を作り替えただけじゃ開かないよね?と誰もが感じる疑問点をどう突き崩すのか、がそれに当たります。
けれど、その解答が「機械を誤魔化すレベルで似せられちゃいました」はさすがに反則でしょう。ハウダニットのうっちゃりぶりが酷いです。
犯人が女医先生を言いくるめるまでの過程もかなりの豪腕ですし、あのタイミングでどんな顔でも良いからまったく別の容姿にしてほしい、と訴える患者がやってくるのもさすがに都合良く運びすぎかと。
着想の面白さに反して、謎のつくりがイマイチであまりノれない回でした。
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