積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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さようなら文三よ、ミステリの申し子よ


少し遅れた話題になりますが、
先月30日をもって、講談社ノベルスを手掛ける講談社文芸図書第三出版部が
講談社BOX出版部と合併、新たに「講談社文芸シリーズ出版部」と名前を変えました。

「文三」といえば、われわれメフィスト賞ファン、ミステリ好きにとって
並々ならぬ思い入れがある存在であり、少なからずミステリ業界を牽引してきた部署でもあります。
事業形態は現行の体制が引き継がれるとはいえ、
その名前がここで消えてしまうのはひとつの時代が終わってしまったかのようで、本当に残念です。

聞いたところによるとノベルスというフォーマットは今やあまり売れなくなり
光文社のカッパノベルスに至っては、年間でわずか数冊刊行する程度に抑えているそうで。
講談社ノベルスの売り上げが振るわなかったのか、はたまた講談社BOXの現状が芳しくなかったのか、
どちらにしても、哀しいニュースであることには違いありません。

考えてみれば、講談社BOXはラノベ寄りの作品を出しているとはいっても
既に講談社ラノベ文庫が創刊された現在では、その存在意義もあやふやではありますし
もともとが文三にいた太田さんを編集長に立ち上げた経緯も手伝ってか、
ときにミステリを意識した作品がいくつか出版され、講談社ノベルスの弟レベール的な部分もありました。
となると、今回の合併も致し方なしという感じもしますね。


その太田さんは現在、講談社の子会社である星海社の社長を務め、
さらには最近になって『ボカロ界の秘密の事件譜』、『ロジック・ロック・フェスティバル』、
『ダンガンロンパ霧切』、『名探偵・綿里外』といった本格ミステリを掲げる作品が急激に増えてきています。
これってつまり、ライトノベル的土壌とミステリとの融和ですよね。

まったくの邪推ではありますが、
本来、講談社BOXで目指した方向性が、現在の星海社FICTIONSにシフトしているんじゃないかと。
どちらがどちらに影響を与えたのかはわからないけども、
このあたりの変化も、今回の事業部合併と関係しているのかなぁ、と個人的には思うわけです。

まあ、いち読者にできることなんてたかが知れているので
私自身は、今後も講談社ノベルスと講談社BOXを買い支えていく。これに尽きますね。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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