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ムック『Pen+ スター・トレックの魅力を探る。』

Pen+ (ペン・プラス) スター・トレックの魅力を探る。2013年9/16号別冊 [雑誌]Pen+ (ペン・プラス) スター・トレックの魅力を探る。2013年9/16号別冊 [雑誌]

阪急コミュニケーションズ 2013-08-09
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★★★★☆
スタートレックの魅力がよくわかる! ほぼ半世紀にわたって人気を博してきた『スター・トレック』。その劇場版最新作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」が、ついに日本上陸! トレッカー(スタートレックマニア)にも、またそうでない人にも、このSFアクション超大作の楽しみ方を、ペン独自の視点で提案します。


 映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の公開に併せて発売された「スタートレック」の特集本です。以前に「ウルトラシリーズ」を特集した『Pen+』がなかなか良かったため、今回も購入しました。
 基本的にはこれまで「スタートレック」に触れたことがない人を想定して書かれており、世界観やその魅力、最新映画の紹介といった内容が主となっています。ある程度経験値を積んだファンからすると、もっと突っ込んでほしい部分があったり、不満もないではないものの、それ以上に、こうしてビギナーに対する入門書ちっくなムック本が、こうして大々的に刊行されるということ自体が既に感無量だったりします。
 フジテレビには『DS9』を打ち切られ、テレ玉には『ENT』を切り捨てられ、本国では『ENT』が途中終了させられた挙句、最終回は誰得の『TNG』に汚されて、映画化の企画はお蔵入りになるなど、私が「スタトレ」ファン(トレッキーとはおこがましくて名乗れない)になってからの10年ちょっと、本当に闇の時代でした。
 特に、作品に触れる機会がないせいか、若い世代のファンというものにはこれまで逢ったことがないくらいでしたからね。
 『王様のブランチ』で大々的に特集を組まれたり、CMなんかで若い女の子たちが「スタトレさいこー」とか言っているのを見ると、それだけで感激してしまうのです。

 本書はあくまでも映画『ST12』をより楽しむことを目的に編集されたものなので、映画のネタバレ一切なし。それでいて、キャラクター相関図や旧作との関連性、重要な用語のおさらいなど、最新作を鑑賞するに際して初級者がおいていかれることがないように、とかなり配慮されています。
 トレッキーのお歴々が新作映画について語る座談会も収録されており、映画を観る前に予習をし、観終わった後のおさらいにも最適。さらには、「スタートレック」好きの著名人による各シリーズのオススメエピソード3本といった企画も掲載され、『ST12』でシリーズに興味を持った人に向けた案内書としての役割も担っています。
 まさか、京極夏彦が『ENT』まで押さえているほどの「スタートレック」ファンだとは思いませんでした。いやぁ、クリンゴンの額の辻褄合わせに触れてくるあたり、いかに通であるかがわかるってものです。

 ただし、ムック後半の宇宙カルチャー云々はちょっと蛇足といいますか、あまり「スタートレック」には関係ない話が多く、その点は残念でした。もっとガッツリと「ST」の世界観に浸りたい方には、絶版ですが宝島社刊の『別冊宝島 スタートレック完全ガイド』をオススメしたいです。
 ちなみに、『スタートレック』の中でも『ヴォイジャー』推しな私が3本選ぶなら、第82話「プロメテウスの灯を求めて」、第91話「700年後の目撃者」、第140話「自立への旅」ですね。田畑さん、お目が高いです。
 「プロメテウス~」は私が一番最初に観た『ヴォイジャー』ということもありますが、背景設定的には複雑ながら、1話のストーリーだけ観てもとにかく面白かった。
 結局のところ「どの話が初心者に最適か」「事前知識が必要不可欠」なんてものは無用すぎる心配であって、習うより慣れろの精神でどれでも良いから見始めてみれば、いつの間にかハマっている。それが「スタートレック」なのです。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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