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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』

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村山功

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★★★★★
――この空の下にいるよ。
だってルルンも私達もこの空の下で出逢えたんだもん。
だから、他のみんなも絶対この空の下にいるハズだよ。

わたし、桃園ラブ!わたしたち、ダンスコンテストに出場することになったの。 もちろん、出場するからには優勝して、幸せゲットだよッ!!って、はりきって、みなとみらいに行ったんだけど、途中で道に迷っちゃった。 みんな、ごめんちゃい……。 慌てて会場を探していると、この街を飲み込もうとする悪いヤツが現れたの! そしてその敵の前に、わたしたち以外のプリキュアが続々登場!! いったい、プリキュアって何人いるのよ~ッ! っていうか、こうなったら、みんなで力を合わせて強敵を倒すのみッ!


 かなり前に見たのですが感想がまだだったので。
 ひとつだけ気になった点。『フレッシュプリキュア』の劇場版といいつつ、実は主役はプリキュア5ののぞみなんじゃないかと。
 さてさて。そんな自分は実はそれまで『プリキュア』まったくの初心者で、テレビシリーズを1話も見たことなかったのですが、なんとなくノリで借りてきたこの映画を見て完全にハマりました。はい、キモいですね。すみません。しかし、それでも。何と言われようが、それだけの吸引力がこの作品にはあるんです。
 まったく。なんで今まで『プリキュア』を見てこなかったんだろ。
 それくらいに良い映画でした。


 まず何より言ってることが良いんですよね。引用したセリフもそうですが、今作では歴代シリーズのプリキュアが総登場という作品趣旨と作品のテーマが見事にマッチングしています。奇跡の大集合ということで大勢のキャラクターが登場するわけですが、すべてのものを取り込んで究極かつ完全な存在になろうとする敵に対しプリキュアは、弱くても不完全でも良い、みんな違うからこそそこを補える仲間との絆が生まれる、そしてだからこそ面白いんだと主張します。王道ながら、そう主張するシーンには歴代プリキュアがそれぞれ、仲間に救われた場面の回想をテレビシリーズ本編から持ってきており、説得力が格段に増します。お祭りであるハズの劇場版に、惜しげもなくそういったシーンを投入してくるところにスタッフの本気度を感じます。

 そしてバトルシーン。これがまた良く動き、エフェクトもどこの『ドラゴンボール』だよ、というくらいで。キュアブラックとキュアホワイトの初代プリキュアがピンチのプリキュア5を助けに登場する場面では『Max Heart』のOPが掛かるし、その登場の仕方だってハンパなくカッコ良い。やばい。この作品、熱すぎる……!
 “名乗り”も燃えますよね。戦闘中にそんなことしてる余裕があるのかというツッコミもあるかもしれませんが、個人的にはやっぱり名乗りのある作品の方が好きです。ケレン味があります。

 しかも単にプリキュアメンバーが総登場するだけでなく、それぞれの作品で舞台となった街、行きつけの店に他作のキャラが互いに訪れ、サブキャラとの絡みもアリでシリーズのファンには垂涎のシチュエーションが展開されたり。ほんと、どこかの名ばかり大集合映画のスタッフは本気で見習うべき。

 ただ、敢えて難点を挙げるなら、登場キャラの数だけ変身シーンがあるわけで、変身バンクの多さが若干目立ちます。全体としてかなりの時間が変身シーンに割かれていて、ちょっとだるく感じるのもまた事実。しかし、そんなものはこの作品の素晴らしさにおいては大した問題ではありません。
 自信たっぷりでオススメします。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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