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映画『スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!』

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★★★★☆
23世紀。惑星ジェネシスでの戦闘を終えて、エンタープライズは地球に帰還する。親友スポックを失ったカーク提督の心は重い。ドクター・マッコイの様子もおかしい。カーク提督らクルーは、モロー提督からエンタープライズは船齢20年、がたがきているので廃艦になることを知らされる。機関士のスコッティは新型艦エクセルシオ号に移されることに。その頃、クリンゴン軍のクルーグ司令官が、ジェネシス・テープを入手し、計画の秘密を得るため惑星ジェネシスに向かう。 (1984年 アメリカ)


劇場版「スタートレック」第3作。
 前作『カーンの逆襲』から地続きの続編。ファンの間では『ST2』~『ST4』を「ジェネシス三部作」と括られてはいるものの、『ST4』は独立性の高い物語であるため、本作が実質的な後編と捉えて良いでしょう。
 実は既に、新作『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の先行公開にも足を運んだのですが、そちらの話はとりあえず措いといて。まずは順番に『ST3』の感想から。
 サレクの来訪によってスポックの魂がマッコイの中に預けられていることを知ったカークが、予期せずジェネシス効果で蘇ったスポックの肉体を探すため、再び惑星ジェネシスに赴く。至極単純な概要ながら、遮蔽装置を持ったクリンゴン・バード・オブ・プレイとの戦闘は前作以上に迫力があり、エンタメ映画としても愉しませてくれます。

 一方で、一連の事件に関する事実を封印しようとする艦隊上層部に反旗を翻し、カーク船長とクルーたちが廃船を待つエンタープライズを強奪し、崩壊の迫る惑星ジェネシスに向かう件はTOSメンバーの絆の強さを感じさせ、熱く滾るものがありました。
 スポックがカトラを託した相手が、あのいつもはソリが合わないふうなドクター・マッコイだったという選択も面白い。「TOS」の最大の魅力はカークとスポックだけでなく、マッコイを含めた三人のやりとりなのだということを、改めてわれわれに知らしめてくれます。
 カトラを肉体に繋ぎ留めたスポックが最後に片眉を上げるシーンの安堵感といったらありません。このワンアクションだけでもう、ああ、いま自分は「TOS」を観てるんだな、と。

 冒頭のエンタープライズ帰還の場面では一瞬とはいえ、テレビシリーズ初期にカーク船長の秘書を務めていたジェニーも登場し、まさしく「TOS」の集大成といえる内容でした。そのぶん、前作から加入した新キャラのふたりが割を食ってしまったことも否めず、孤独な幼スポックを支える役目を担ったサービックはともかく、デビットの扱いの軽さには悪い意味で涙が出ます。
 いやー、この潔いほどの大雑把さ。いくら後付け設定だったといっても、これはちょっと酷いんじゃなかろうか。
――と、まあ思わないこともないではないけれど、「TOS」の劇場版全6作の中では、最も好きな作品です。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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