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映画『劇場版 ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』

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★★★★☆
自分は“かんしゃにんげん”のタケシです!
反転世界……この世界の裏側にある、鏡のような不思議な世界。そこはギラティナだけが棲む特殊空間だった。旅を続けるサトシとピカチュウたちの目の前に、かんしゃポケモンのシェイミが現れた。
テレパシーを使うことができるシェイミは、サトシたちを導いてグラシデアの花畑を一緒に探す旅に出る。 そんな旅路をゆくサトシたちの前に、シェイミを狙うギラティナ、そしてハイテク母艦メガリバを操る謎の青年・ゼロが現われた!ゼロは、ギラティナの力を利用して、世界を支配しようと企んでいた!!
ふたつの世界を救うために、反転世界へと乗り込むシェイミとサトシたちを待ち受けていたものは……!?
(2008年 日本)


劇場版『ポケットモンスターDP』第2作にして、“神々の戦い”三部作の第2作。
ポケモン映画では通算11作目となる本作。

 ポケモン映画はつまらないという話は『ディアルガVSパルキアVSダークライ』のときにも述べましたが、なかなかどうして今回は良かったです。ラストのシェイミとの別れと“氷空の花束”はかなり感動的で、薄っぺらだった前作の続編(というかサイドストーリー?)とは思えないほどの出来栄え。シェイミがお礼を言うシーンも、面と向かわず背中を向けてというのがいかにも強がりのシェイミらしく、またそういうお別れの仕方だからこそ演出できる何ともいえない“良さ”があるんですよね。

 そんな本作の成功(?)の理由を推察してみると、大きく2つ挙げられると思います。
 まず事件の規模を大きくしすぎなかったこと。今回の舞台は現実世界と対を成して存在する反転世界。反転世界で起きたことは現実世界にも影響を及ぼすので、究極的には世界滅亡の危機ではあるのですが、今回の場合は精々氷河の崩壊によって村が呑み込まれるか呑み込まれないかという点に留まっており、毎度お馴染みの世界が滅びる!という大風呂敷的展開も用意されていないのがグッド。そうなんですよ、映画だからってムリに大事にしなくても充分に面白いんだから(でも『超克の時空へ』はまたやっちゃうんだよね、世界滅亡の危機……)
 反転世界の描写もゲームを忠実に再現しています。
 そしてもう1点。なんといっても今回、ゲスト声優の若手女優の出番が極端に少ないんです。人が変わっているハズなのに何故か毎年下手なゲスト声優の女の子。それが毎回、物語の中核を握っているから始末が悪い(言い方に毒がありますが)。その点、今回はゲスト女優は電車のシーンのみという短い登場。これは大きい。やっぱり、上手くない人がやるとどうしても作品に集中できないですからね。

 で、ようやくシェイミのことについて触れる態勢が整いました。シェイミはまったく可愛すぎるなぁ
 サトシって人間同士に限らずポケモン間の恋愛感情にも相当疎いんですよ。そんなサトシをシェイミがあちこち振り回す。うん、サトシにはカスミやハルカ、ヒカリよりもシェイミみたいな女の子が合ってる気がします。ポケモンだけど。
 放送中の本編の方では新キャラのコトネとカズナリが絡んできて、ちょっと恋愛要素をクローズアップしていきそうな雰囲気だけど、ここはやっぱりシェイミを推しておきたいところですね。ポケモンだけど(2回目


 あと、今回の氷河や山々の風景は北の地方のシンオウっぽさが良くでていて、その点も評価高いですね。
 タケシの置いてけぼり加減は酷かったけど、そこは自分で突っ込んでたのでなんとか救われたかと。本当に酷いのはロケット団のモブキャラ具合。というか、今回ギャグパートのMVPは間違いなくタケシでしょう。
 ジョーイさんに合わせてメガネ掛けて、“かんしゃにんげん”ってww


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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