2013.05/26 [Sun]
映画『インクレディブル・ハルク』
![]() | インクレディブル・ハルク [Blu-ray] ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2010-05-26 売り上げランキング : 8406 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★☆☆☆
科学者ブルース・バナーは放射線実験で大量のガンマ線を浴び以来、怒りを感じるとアドレナリンの泌とともに巨大な緑色のモンスター“ハルク”に変身する特殊体質となってしまう。自らの治療薬開発に取り組みながら潜伏生活を送るブルースだったが彼の血清を軍事実験に利用しようとするロス将軍は恐るべき手段を使い、ブルースを追い詰めていく……。 (2008年 アメリカ、ブラジル)
「アベンジャーズ」プロジェクトのうちの一作。一応、リメイク扱いになるのでしょうか。
ガンマ線を浴びたことで肉体が怪物化してしまった科学者と追っ手との戦いを描いたアクション映画です。ハルク自体が怒りで我を忘れているという設定のためか、他の「アベンジャーズ」関連作と比べると、画面の華やかさに欠け、全体に泥臭さの覗く作品となっています。
とはいえ、その洗練されていないところが逆にリアリティのある世界観を表現することに繋がっているのも事実で、序盤のじっとりとした暑さを感じさせるような南米での追跡劇など、地味ながらも見応えのある映像で魅せてくれます。
反面、本作はCGのクオリティがとにかく宜しくない。人間の数倍もあるハルクの身体は当然CGで描かれます。しかしながら、これがアニメアニメしすぎていて、ことごとく現実から浮いてしまっているのです。
また、この手の映画の類に漏れず、主人公と同じ能力を持ったキャラクターが敵役を務めているのですが、相手の方が多少グロテスクな外観をしているにしろ、両者共に緑の怪物であるため、夜間を舞台にしたクライマックスシーンではどちらがどちらなのか非常に見分け難い。
CG同士のぶつかり合いも重さを感じさせず、迫力不足でした。
ヒロインの今カレが良い人すぎるわりにはまったく報われなかったり、主人公に影で助力していた学者が急に掌を反して変心する展開もイマイチ納得できないものがあります。ぶっちゃけ、それほど面白くはなかったです。
スポンサーサイト
Comment
Comment_form