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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』

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★★★☆☆
「願えばすべて現実になる…」という不思議な赤い玉を手にした少年、新星勉。彼が夢見たことは、テレビの中のヒーロー“高山我夢”=ウルトラマンガイアに会う事だった。時空を超えて勉の前に現れる我夢。しかし、この出会いは後に起こる大事件のきっかけにすぎなかった。3大怪獣の前に最大のピンチを迎えるガイア。「世界を滅ぼしちゃいけない!」みんなの願いが一つになったとき奇跡は起きた。 (1999年 日本)


劇場版『ウルトラマンガイア』
 「ウルトラマン列伝」にて分割放送されていたものですが、いつのやつかは突っ込まないで頂けると助かります。今月はお葬式やら結婚式やら色々と出掛けることが多く、結構更新を落していたこともあって、未レビューの鑑賞済み映画が現状で7本もあったりなかったり。いや、あるのですけど。それぞれ機を見て片付けていこうと思います。
 本作は前年に公開された『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』 に引き続き、平成三部作のウルトラマンが競演する一大イベントムービーです。とはいえ、地続きの物語であった『ティガ』と『ダイナ』に対し、『ガイア』は丸っきり別の世界観。そこで登場するのが、「『ウルトラマン』がテレビで放映されているパラレルワールド」というギミックです。並行世界への移動を可能にする超時空装置ガリバーの存在は、「ウルトラシリーズ」の中でも最もSF度の高い作品である『ガイア』との親和性もばっちりで、世界観の異なるウルトラマンの無理のない競演を見事可能にしています。

 ストーリーは正統派なジュブナイルであり、転校生の美少女(まあ、リサちゃんはそこまで美少女でもないのですが……)と不思議な玉、非日常の出来事を通して一歩大人になる勉少年の成長譚です。
 この作品の注目すべき点は「ウルトラマン」映画でありながら、「ウルトラマン」=児童向け特撮からの卒業をテーマにしているところでしょう。現在の日本では特撮モノ、怪獣モノは基本的に幼い子供が見るものとされています。そして、小さい頃に特撮作品が好きだった多くの少年たちはおそらく、誰もが一度は“卒業”の壁にぶち当たったことがあるハズです。それは段々と大きくなっていくにつれて興味が薄れていったのかもしれないし、親から「そろそろ子供番組を見るのをやめたら?」と言われてのことかもしれない。私もそうでした。
 子供というのは幼稚園から小学校に上がる時期、妙に背伸びをしたくなるものですからね。周りは勿論、自分の中でも特撮モノは子供向けという意識が芽生えてきます。「ウルトラマン」はあくまでも空想譚であり、現実には存在しない。いつまでも憧れているわけにはいきません。
 しかし、それでも「ウルトラマン」が好きなとき、どうやって自分の成長との折り合いをつけるのか?といった問題に対し、ひとつの回答を示してみせたのが本作なんですね。
 だからこの映画は、誰よりもウルトラマンを好きな子供が“そのとき”を迎えたら、真っ先に観せてあげたい作品です。「ウルトラマン」の枠内で「ウルトラマン」からの卒業を論じる――。一見、矛盾しているようにも見えますが、製作側としてはいわばタブーである部分に斬り込んでみせた意義は非常に大きいと思います。こういう作品をつくるから、円谷が好きなんだよなぁ。

 ただまぁ、せっかくのティガ&ダイナとガイアの競演作なのだから、別々の場所でそれぞれ違う相手とやり合わないで、一堂に会して戦って欲しかったかな。そこだけが心残りです。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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