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ネオ・ウルトラQ 第9話「東京プロトコル」


 先週は色々と忙しくて一週遅れになってしまいました。
 今回はレギュラー陣の登場しない回でしたね。厳しい温室効果ガスの削減目標が策定され、経済活動がままならなくなる中、ある日突如として現れた謎の怪獣・プラーナ。破壊活動や公的被害を出すわけでもなく、ただそこに存在し、温室効果ガスを吸い続ける。プラーナのおかげで東京プロトコルに気を配らなくても良くなった日本では、景気もうなぎ上り、大量消費社会化に拍車を掛けるという物語。
 『ウルトラゾーン』のドラマパートもそうでしたが、地上の人々から見上げるアングルでの巨大感演出が本当にお見事。夜の繁華街に溶け込むプラーナの実景合成も、ここまでリアリティある映像を見せられるものかと感嘆しました。
 『ウルトラゼロファイト』同様、このあたりの低予算で高品質の映像を、というチャレンジ精神はいつか始まるであろう新作「ウルトラマン」で必ず生きてくるだろう技術なので、いまから期待しています。


 本来であれば、直接的に貨幣流通や経済活動に関与しないハズの怪獣によって社会全体が動かされ、人間の価値観すらも気づかぬうちに変えていく奇妙さ。プラーナに依存しきってしまったことで、思考能力がどんどん低下していく怖さが垣間見れるお話でもあります。
 プラーナの開花現象など最たるもので、誰がどう見たって怪しい花粉が噴出しているし、誰もその危険性を考えようとはしていない。それどころか、花が咲いたらやがて枯れるのでは?といった基本的すぎる疑問すら抱かないまでに危機管理能力が低下している。プラーナの花を前に、万歳を繰り返す人々の気持ち悪さは勿論ですが、それ以上に考えることをやめてしまった人間たちの愚かさの方が印象に残りました。
 案外、地球を滅ぼす最良の手段は圧倒的なまでの武力や破壊などではなく、享楽と効率性を人間自身に追求させることだったりするのかもしれません。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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