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積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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多崎礼『<本の姫>は謳う(1)』

“本の姫”は謳う〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)“本の姫”は謳う〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)
多崎 礼 山本 ヤマト

中央公論新社 2007-10
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★★★☆☆
戦わないと決めたら、どんなに攻撃されても反撃しない。
これが僕の……力です。

「滅日」によって大陸中に散らばった、世界を蝕む邪悪な存在―文字。天使の遺跡を巡り、本を修繕する少年アンガスは、文字を探し回収するために、“本の姫”と旅を続けている。ある日、無法者たちから救い出した少女に、文字の気配を感じた彼は――。


『<本の姫>は謳う』第1作。
 以前から読みたかった全4巻のファンタジー小説です。一連の(?)ファンタジー・マイブームはこれにて打ち止めと相成ります。続きものをちまちまと齧っただけの実に中途半端な終焉ですが、まほろさんの新刊が出てしまった以上、ミステリに戻らざるを得ないもの(訊いてない

 この『<本の姫>は謳う』という小説、主人公の異なる2つのパートが交互に語られ、『少女たちの羅針盤』の現在パートと過去パートの交錯をもっと細かくしたような方式が特徴的。現在のところ2つのパートの関連性は明示されてはいませんが、おそらくは主人公・アンガスが持つもうひとつの記憶が、もう1つのパートの語り部である天使族の“俺”のものであり、巻を重ねていくうちになぜアンガスに“俺”の記憶が宿っているのかというのが明らかにされていくのだと思います。ちょっと海外ドラマ的なつくりですね、日本では受けないというアレ。
 とはいえ、どちらのパートも退屈することなく読めます。

 登場人物のリアクションが些か漫画的というかあざとい感じがするのはマイナスポイントですが、物語自体は面白かったです。終盤、まさかそんなにダークな展開になっちゃうの!?とかはらはらでしたよ、まったく。アンガスの目の“秘密”を、最終的にどういうカタチで着地させるのかも興味が尽きないところです。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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