2013.01/28 [Mon]
ドラマ総評:『都市伝説の女』
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★★★☆☆
長澤まさみが初の刑事役に挑んだコメディミステリーのBOX。警視庁捜査一課に着任した美し過ぎる刑事・音無月子。早速大手町で発見された遺体の現場を訪れた月子は、遺体の顔が近くにあった平将門の首塚の方に向いていることに気付き……。全9話。
正月の深夜に一挙再放送があったものを録画で視聴。
私は昔から妖怪、UMA、超能力、エイリアンといった超常現象の類は大好物で、小学生の頃から『ムー』を読んでいるような子供だったのでこの手のテーマには目がありません。最近では超常現象ブームもすっかり下火になり、代わりにハローバイバイあたりをキッカケに台頭してきたのがより怪しげな都市伝説だったりします。
本作は過去に天狗による神隠しに遭ったことがある都市伝説オタクの刑事が、都市伝説に絡んだ不可解な事件を解決していくというストーリー。流行に乗ってつくっちゃった感がハンパなく、内容としては可もなく不可もなく。基本的には長澤まさみの脚線美を堪能するためだけのドラマと言っても過言ではないでしょう(それを番組のウリにするために“男社会に対抗心を燃やし女であることを最大限利用して捜査を行う”という理由付けまで行っちゃう開き直り方はいっそ清々しいです)
ミステリや刑事ドラマでこの手の題材を扱う場合、大抵は都市伝説に見立てた殺人が毎回発生し、そのトリックを解明していくお話になりがちですが、天狗や祟りの存在を“あるもの”として事件の中にしっかりと組み込んでいるのは珍しいアプローチです。まぁ演出の安っぽさは否めないのですが。回によっては伏線の忍ばせ方が上手いところもありました。
それにしても溝端君はイケメンなのに、どうしてこうどの作品でも三枚目な役柄ばかりなんでしょう。それがまたハマっているから残念すぎる……。
姉の月子さんに輪を掛けて不遜な妹ちゃんのキャラクターが地味に良かったです。
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