2013.01/23 [Wed]
相棒 Season 11 第13話「幸福な王子」
★★★☆☆
特命係の部屋に陣川がやってきた。が、あいにく右京は留守。応対する享を見て露骨に不機嫌になる陣川だが、享にはなにがなにやら訳がわからない。そのころ右京はアートイベント企画会社社長・濱田の殺害現場にいた。倉庫を調べると、高値がつけられるであろう作家の作品が5点なくなっていることが判明。社員の証言から濱田が借金をしていた添野という人物が浮上する。
おおおお、足立梨花ちゃんきたー! ドラマ版『ふたつのスピカ』のファンとしては『スピカ』キャストがテレビに映っていると嬉しくなります。足立梨花ちゃんは冬の映画『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&ウィザード MOVIE大戦 アルティメイタイム』関連でつい最近、特撮雑誌にインタビューが載っていましたけど、『相棒』ではまた違った大人っぽい雰囲気でしたね。
というか、さすがに陣川君の恋のお相手としては年齢差がありすぎると思うんだ。たまには相手に惚れない陣川回も見てみたいものです。
そんなこんなで「カイト相棒」初の陣川回と相成ったわけですが、さすがのカイトくんでも陣川君は手に余るご様子。神戸君がいなくなった後、特命係からお呼びが掛かるのをずっと待っていたのね。そんな陣川君を適当にあしらっちゃうあたり、右京さんも「ひとり相棒」時代から成長しているようです。
真相解明のカギとなるカップについてはおそらく多くの人がわからないであろう専門知識を必要とし、なお且つそれに際して充分な伏線を敷いていないため、謎解きミステリとしては些か不親切。真犯人を解決編に同席させておきながら、わざわざ一度ダミーの犯人を言い当てるくだりも無駄にややこしくスマートではありません。
偶然、秘書(?)が郵便物を落とし、それを特命のふたりが廊下で拾うところもご都合主義的です。劇中でキャラクターにわざとらしい断りを入れさせているのは逃げているようで好きではないです。
「幸福な王子」モチーフとしてはちょっと良い話というよりも、「他人の幸福を喜べる自分」に陶酔しすぎた人間の歪さの方が目立っている感がありましたが、まあ本人も家族も納得できているのなら、それはそれで幸せの形なのかな。
若干辛口めですが、割合楽しめました。来週はお休みで次回は再来週、学園ミステリです。
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