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ネオ・ウルトラQ 第2話「洗濯の日」


 『ネオ・ウルトラQ』第2話は下町でクリーニング店を営む怪獣・ブレザレンのお話。ブサカワ系の怪獣が町の中に溶け込み、子供たちと練り歩く様子は思いっきりカネゴンのオマージュですね。というか、全編に漂う昭和テイストが強すぎて、これが21世紀の『ウルトラQ』と呼ぶに相応しい内容なのか?と思わなくもありません。イマドキ、瓶のコーラを持った半ズボンの小学生って……。
 ブレザレンは映画『ウルトラマンゼアス2』のミラクロンを元にしただけあって、ガラモン=ピグモン系統のデザインなのがあざといなぁ。これ系の怪獣は既にミーニンやガラゴンもいるのでちょっと食傷気味ですかね。どうせだったら、まったく別のデザインにしてほしかったかな。

 今回の担当は『ウルトラゾーン』のドラマパートを手掛けていた田口監督で、相変わらずお得意のオープンエンド。私自身は物語はきちんと閉じられるべきだと思っている人間なので、結末のはっきりしないエンディングは嫌いなのですけど、それにしてもこれは見ようによってはかなりのブラックジョークでした。
 一見すると妻を失くした頑固爺さんの心を温めるブレザレン、怪獣に偏見を抱かず頭を下げることも厭わないで環境問題の解決を願う崇高な理念を持った国連事務総長と良い話風ですけれど、お爺さんの態度は明らかに横柄で身勝手以外の何ものでもないし、事務総長は問題を丸投げしただけ。その結果、ブレザレンの“善意”が地球を真っ白にしてしまう。
 オープンエンドなので正しい答えというものはありませんが、この話のオチって要するにブレザレンの洗濯によって地球の汚れ=自分勝手な人間(というか地球上のすべて?)が綺麗さっぱりなくなってしまったということですよね。『ウルトラマンガイア』の「地球の洗濯」にてテンカイが目論んだことを期せずして成功させてしまったという……。
 ある意味、1話1話に繋がりのないオムニバス形式だからできた荒業というべきか。途中まではありふれたストーリーすぎてどうなることかと思いましたが、二話目にして強烈な話をぶっ込んできましたね。
 これは次回も楽しみになってきました。というか、目を光らせたときのブレザレン、怖いよ!


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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