2009.09/02 [Wed]
映画『ペイチェック 消された記憶』
![]() | ペイチェック 消された記憶 [DVD] フィリップ・K・ディック ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2004-08-25 売り上げランキング : 42423 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★☆☆
5千億ドル掛けてでも見たいものがあるとすれば――何だと思う?
情報化社会が進んだ近未来。 コンピュータ・エンジニアのマイケル・ジェニングス(ベン・アフレック)は、 数々のハイテク企業の極秘プロジェクトで荒稼ぎをしていた。 しかし、報酬の代償は記憶の抹消。機密保持のため、仕事が完了する度にその間の記憶は消去される契約だった。 そんなある日、ジェニングスはケタはずれの高額報酬である巨大企業の仕事を引き受ける事になる。 ――そして3年後。仕事を終えた彼が手にしたのは、報酬を辞退する自筆サイン入りの誓約書と、19個のガラクタだけだった。 いったい何があったのか? 19個のアイテムを手に、消された記憶をたどるジェニングスの戦いが始まる――。 (2003年 アメリカ)
先日、地上波で放送してたので視聴。
ぱっと見、現代とあまり変わらない都市風景なので混乱しますが、あくまでも舞台は近未来ということで、記憶消去はわりと当たり前の技術として使われているようです。そこらへん把握しておかないとちょっと混乱します。
ストーリー展開はなかなか考えられていて、終盤のラボでの闘いの応戦の仕方やラストのオチに関しての伏線が実は早い段階から提示されていたりしています。なぜ高額の報酬を破棄しなければならなかったのか、どうすれば記憶を失った自分に状況を把握させられるのか、など思考の過程も違和感なく運び、フェアで納得のいくストーリーになっているんじゃないかと思います。
そんな、わりと頭脳戦なところがクローズアップされていますが、アクションもカーチェイスももれなく満載というのが実にアメリカらしいです。
しかし、ジェニングスのちゃっかりさというか、抜け目の無さには感心します。だいたいああいうこと(オチ)をするのは主人公の仲間の誰かで、やろうとして止められるってのが定石なんですけどね……。
スポンサーサイト
Comment
Comment_form