2013.01/03 [Thu]
めだかボックス アブノーマル グッドルーザー球磨川 第マイナス十二槽「生徒会を死刑執行する」
え、ちょっとコレ意味がわからない。確かにあのタイミングで新キャラの球磨川が出てきて残り1話でまとまるわけがないし、『めだかボックス』自体がかなりメタな作品なのですが、最後の最後で球磨川主役の番外編!? 安心院さん人気のあるキャラクターなのはわかるけど、それはあくまでも原作の話であって、アニメ版じゃろくに登場シーンすら作っていないわけで。完全に原作未読者置いてきぼりじゃないですか。
もし仮に三期があるとすればアリ、二期で終わるんならナシですよね。安心院さんのセリフから続きもやりそうではあるんですけどね。とりあえず内容の如何に関わらず、最終回としては最低の構成だったんじゃなかろうか。
そんなこんなで「グッドルーザー球磨川」を本当にやってしまいました。しかもオリジナルのエピソード! 須木奈佐木さんの意味不明な階段駆け上がりっぷりとか、いかにも球磨川らしいヤバさ全開のオチの付け方、いきなり始まるウザいOP(褒め言葉)等々、番外編で終わらせるには勿体ないくらいに世界観が出来上がっていました。
特筆すべきは読み切り版、小説版ともに噛ませキャラ以上の存在感を出せていなかった蛇駕籠前生徒会長が、画図町君との関係を描くことでとても魅力的になったことです。まさか番外編への登場(しかも回想)でこうも印象が変わるとは思っていませんでした。
画図町君のスキルは基本的にはプラシーボ効果の応用ってことで良いのかな。人間だけでなく洋服すらも脆くなったのは、小説版『グッドルーザー球磨川』で須木奈佐木さんが決め手に使ったのと同じ手法だと考えれば頷けます。
言葉のこねくり回しによって現実すら歪められてしまう日本語至上主義的な作風は、さすがは西尾維新だよなぁ。『めだかボックス』は特にその傾向が顕著な作品です。
前生徒会の面々のおバカっぷりと蛇口のくだりには笑いました。愛媛県民に怒られるぞw
――と、そんな感じで二期全体の総括はまた後日。
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