積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

Entries

映画『モンスター・パニック』

モンスター・パニック [DVD]モンスター・パニック [DVD]
ジェームズ・ホーナー

キングレコード 2003-12-26
売り上げランキング : 120683

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★★☆☆
頭が古いわ、私はプロの(ry
米国太平洋岸の漁港は経済的に下降の一路で、缶詰工場の誘致でその立て直しを計ろうと、漁業組合のボス、ハンクはやっきになっていた。しかし、インディアンの住民たちは、父母伝来の土地に工場が建設されることを恐れ、この計画に反対する。一方、町では恒例の“鮭まつり"が開催。しかし、今年は例年と違い、まつりを前に不気味な事件が相次いでいた……。 (1980年 アメリカ)


真冬のモンスター・パニック祭 2連弾!!
 1本目はアメリカの港町での半漁人と人間の死闘を描いた、その名もズバリ『モンスター・パニック』。商業用に成長を促進させるホルモンを餌として投与した鮭を食べたシーラカンスという、妙にややこしい背景設定を持つ半漁人が群れを成して人間を襲います。そこは普通に鮭の変異種じゃダメだったのかしら。相手が鮭だと、あまりにも人間の食料というイメージが強すぎて神秘性に欠けるからなのかな。
 そして、この半漁人の行動理由がまた斜め上をいっていて、なんと人間との間に子孫を残すために生殖本能に駆られて上陸してくるのです。半漁人たちは総じてオスなため、執拗に狙われるのは当然女性。男はブチ殺し、女は押し倒すという清々しいまでの下衆っぷりを発揮してくれます。
 確かにモンスター・パニック映画にエロは付きものですけれど、それならいっそのこと怪物にエロいことをさせちゃえば良いんじゃない?的な発想には開き直りすら感じさせますね。いやさ、実際に半漁人が女性の水着を脱がせて強姦するシーンまで録っちゃうのはもはや狂気という他ないでしょう。誰得展開なの。

 半漁人の造形は「ウルトラマン」でいうところのゲスラとザザーンを足して2で割ったような雰囲気(マニアにしかわからない)で、あまりリアルっぽくはありません。やけにノロマっちい動きも手伝ってむしろ愛嬌が沸いてくるくらいです。実際、単体の強さはそれでもなく、子供に火を点けられて炎上させられたり、殆ど裸同然のミス・サーモンに襲い掛かって逆襲に遭ったり、果ては大人たちによって集団リンチ状態に陥ったりとなかなかに哀愁を誘ってくれます。
 ともあれ、モンスター映画として観るなら終盤の鮭まつりにおけるパニック描写はかなり真に迫っているし、そんな中でも笑いどころも盛り込んでくれて意外と面白い。クライマックスの舞台が遊園地だからって半漁人をメリーゴーランドに乗せちゃったりね。あの外見で普通にお客さんと回っている画はシュールすぎるw

 最後まで観ても主人公が誰なのかいまいちハッキリしないのは少し気になりました。流れ的にはインディアンの青年が主役のように見えつつも、前半はそうでもないんだよなぁ。明らかに主役ポジションにいたキャラクターが入れ替わっているというか。途中で死んでしまったために仕方なく選手交代しました、みたいな違和感があります。


スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
お気軽にどうぞ。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ただいまの積読本

現在:456冊                        目指すは未踏の500冊! 最新の15冊を表示。                 冊数をクリックするとすべての積読本を見られます。

ブログ内検索

作家別作品アーカイブ

過去の読書記録はこちらから。 作家名が五十音順に、それぞれシリーズごとに見られます。

評価について

★☆☆☆☆ 破り捨てたい衝動に ★★☆☆☆ うーん。これはびみょ(ry       ★★★☆☆ 普通に面白いです ★★★★☆ 一読の価値アリ ★★★★★ 殿堂入り                ★×4以上は自信を持ってオススメ  ★×5はとりあえず読んでほしい傑作

2014年のベスト5

2014年に読んだ小説の       (暫定)ベスト5はこれ!!

2012年のベスト5

2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

2011年のベスト5

2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

最近の記事

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

アソシエイト

アクセス解析