2009.03/21 [Sat]
はやみねかおる「歩く御神木 -名探偵夢水清志郎事件ノート-」
![]() | 卒業~開かずの教室を開けるとき~ 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫) はやみね かおる 村田 四郎 講談社 2009-03-14 売り上げランキング : 72895 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★☆☆
むかし、むかし。まだ、この村に『丈菊の丘』という名まえがついてなかったころの話です。
1994年のシリーズ第1巻刊行以来、15年にわたってファンを魅了しつづけてきた「名探偵夢水清志郎事件ノート 」シリーズが、この2009年、ついに完結!これを記念して、はやみねかおる氏にこれまでのシリーズをふりかえる直撃インタビュー、またファンのあいだで伝説となっているあの事件が読める書きおろし小説を一挙掲載!ありがとう、夢水清志郎!“迷”探偵よ、永遠に!!
名探偵夢水清志郎事件ノート 完結作『卒業』の投げ込みチラシ(?)に、まさかの「歩く御神木」事件が書き下ろし。時系列でいうと伯爵事件の前。本編内でさんざん触れられてきた「歩く御神木」事件は予想に反して、実際に起きた事件ではなく民話の謎解きでした。縁日か何かに絡んだ事件かと思ってたんだけどな。
2段組×8枚だから16ページぶんの短編なんだけど、導入からエピローグまでがキレイにまとまった良作。ただ、「答え」はわりと予想通りというか。まあボーナストラック的な感じで、コレが読めたことに素直に感謝を。
小ネタとしては、この民話の本を書いた法難さんは「虹北恭助」の“人消し城の事件”のときに登場した人で、もともとは『バイバイ スクール』のキャラクター。とかいいつつ『バイバイ スクール』、読んでないなあ……
スポンサーサイト
Comment
Comment_form