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積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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西尾維新『〆に最初』

アニメ化物語オフィシャルガイドブックアニメ化物語オフィシャルガイドブック
講談社BOX編集部

講談社 2009-06-30
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★★★☆☆
出版社的意見を言わせていただければ、
現実問題、アニメ化の文字を帯に躍らせれば、作品は売れます

受験勉強を終え、久し振りに書店のライトノベルコーナーを訪れた点描なことは、あまりにも変わってしまったその光景に驚愕する。平積みにされている本の帯、どれもこれもに「アニメ化決定」「アニメ放送中」という類の言葉が躍っているのだ。たかだか“原作”であることだけが本の価値なのか――?
昨今のメディアミックス化の流れに、点描なことが物申す!


『なこと写本』第5作。
『アニメ化物語 オフィシャルガイド』というばか高いだけで内容がないような最悪のコレクターズ・アイテムに所収の作品です。いつものことながらコレ、の数は『〆に最初』という作品単体に関してなので、お間違いのないよう。て、Amazonで4800円とか元値の二倍じゃん。ありえん。

 『化物語』のガイドブックなんだから『化物語』の短編を書くのかと思いきや、案の定『なこと写本』でした。一応、“アニメ化”ということをキーワードとして設定しているので、あながち無関係とはいえないのですが……。そんなわけで本の存在意義を問い掛ける『なこと写本』、今回は『化物語』のアニメ化に際して小説の映像化についてです。
 会話の中で「いいアニメ」化という言葉が出てきますが、まったくその通りで、出来の悪いアニメの原作なんてわざわざ読みたいとは思いません。この作品、『化物語』を駄作なアニメにしたらどうなるかわかってるだろうな、という西尾維新の圧力みたいなものを感じますね。

 ちなみに何度も言っていますが、個人的には新房×シャフトの組み合わせは鬼門なので、私自身は記念すべき維新ぼん原作でありながら『化物語』のアニメは見ていません(正確には1話だけ見た)。世間での評判は上々みたいですけど、あの実写表現とか関係ない小ネタとかが嫌いなんですよね。何が「スタッフでおいしくいただきました」だ――おっと、ついグチに。そうやって作品を蹂躙されているように感じてしまうのもまた、アニメ化の残念な点なのかもしれません。

 しかし『なこと写本』、いつか短編集として出ないかしら。維新ぼんはシリーズものをおまけ短編として掲載すると、読み逃した人が残念な思いをするから、とちょとしたときのおまけには『なこと写本』を書くと明言していましたが、『なこと写本』は『なこと写本』で、かなりの傑作ですよ?


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プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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