2012.10/24 [Wed]
相棒 Season 11 第3話「ゴールデンボーイ」
★★★☆☆
笛吹悦子と食事へ行こうとしていた甲斐享は、矢先に近くのマンションの管理人に呼び止められてしまう。人が転落したというのだ。転落した男=宮坂はすでに死亡していた。玄関をあけて中へ入ると、パソコン画面に遺書めいた文字が残されているだけだった。伊丹ら一課の調べによると、どうやら借金を苦に飛び降り自殺したらしい。右京は現場の状況から自殺説に疑問を抱く。右京の指示で米沢が調べると、室内からルミノール反応を検出。何者かが宮坂を室内で殺害、その後自殺に見せかけるために窓から投げ落とした可能性が高くなる。宮坂の死因は撲殺と判明。やはり自殺ではなく他殺だった。その宮坂が死ぬ直前、パソコンでボクシングの動画を見ていたことがわかり、右京と享はそのボクサー、荒木が所属するジムへと向かう。
……え? まさかの鬱回。
ハートフルでファンタジックな「ちょっと良い話」を得意とする太田愛にしては、かなりシビアなエンディング終わり方でした。勿論、これでめげないのがカイトくんの良さであり、来週からも変わりのない姿を見せてくれることから、間接的に甲斐享の人となりを描くことになるわけですが、それにしてもきつかった。
今回のテーマはずばり、カイトくんがこれから刑事としてやっていくに当たっての、最初の洗礼でしょう。注意力の欠如から犯してしまった些細なミスから発展しまった事件、捜査を通じて少なからず心を開いた相手を救えなかった重み、解決しても残るやりきれなさ。どれをとっても苦々しい。
前半の展開から、よもやこんな話になるとは思いもしませんでした。
スポーツというのも『相棒』では珍しい題材です。そのためかどうかはわかりませんが、『劇場版Ⅱ』で使用された音楽や、一部聞き慣れないBGMなどもありましたね。
そして前回に続き、今回もまた職人モノでもあった、と。あんまり職人モノ好きじゃないんで、あまり何週もやれると食傷なんですけどね。
しかし、社長室(?)の警備がザルだなぁ。警察の前であからさまにPCのディスプレイを隠す社長もアレだし、いくら留守中とはいえ、マズいもの扱ってるんだからもうちょい秘書に厳命しておこうよ……。
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