積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

Entries

映画『ザ・ネスト』

ザ・ネスト [DVD]ザ・ネスト [DVD]

ハピネット・ピクチャーズ 2000-12-21
売り上げランキング : 167520

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★★☆☆
孤島の町ノースポートで廃墟と化している科学研究所「インテック」では、今も秘かにバイオテクノロジーの研究が進められていた。一方、この町に戻ってきたエリザベスは、異様な犬の死体を発見する。ハバート博士の調査で、その原因は研究所で開発し、凶暴と化したゴキブリの仕業であることが分かる。
(1987年 アメリカ)


 一部マニアの間で絶大な人気を誇る(Amazonの新品価格が3万円て!)ニッチすぎるモンスター・パニック。勘の良い皆様のご推察のとおり、パッケージに写っているのは紛れもなくヤツです。御器噛ちゃんです。
 制作は1987年。この時代の映画にCGなんて勿論使われているわけもなく、そうなると本作に大挙して登場するヤツらは当然本物になるわけで。私が虫の中でどうしても受け付けないのがハエでして、あるとき殺虫剤で殺したハエをティッシュで回収しようとした瞬間、そいつのお尻から子供たちがうにょうにょと出てくるのを目撃してしまい、それがトラウマになってハエだけは本当にムリなのです。

 そうはいってもゴキブリについてはわりと大丈夫な人なので、屋外で見つけたら平気で踏み殺すくらいのことはやってのけます。それでもやはり、虫の大群が蠢く映像を好き好んで見たいとは思いません。想像しただけで怖気が走ります。
 けど、ゴキブリが襲ってくるモンスター・パニックなんて超面白そうじゃないですか。観たい、観たくない、観たい、観たくない――と、しばしの逡巡の末、結局は観てしまいました。ええ、ええ。立派に好事家ですともさ。

 で、いざ観てみると意外に悪くない。ひたすらキモいことは確かなのですが、ゴキブリどばーん!なゲテモノ感のみに頼ることなく、モンスター・パニックとしてきちんと楽しめる作品に仕上がっています。
 謎の女科学者がゴキブリに噛まれて性的倒錯(?)を覚える変態だったり、主人公が二股男なところも斬新設定。絶賛お付き合い中のアラフォー女子を差し置いて昔なじみの女の子に走るクズさ加減は、いっそ清々しいほどです。
 このアロフォーヒロインがなかなかに逞しく、軽快なBGMと共に台所に沸いた無数のゴキブリたちを手際よく調理、もとい始末していくくだりは本作きっての迷シーンでしょう。映画冒頭の、ゴキブリ入りコーヒーを飲んだ主人公の噴きっぷりも素晴らしいものがあります。

 クライマックスに登場するネコや人間とゴキブリのハイブリッドはやりすぎだなぁ。生のゴキブリだけでも充分に魅力的だったのに、下手に人間大にしたことで“小ささから退治できない恐怖”が失われてしまったのが残念です。女王ゴキブリも何じゃこりゃ。アレじゃあ、まるっきりホラー映画の怪物じゃん。そこは最後まで昆虫で通してほしかった。
 チョーさんが吹き替えを担当しているキャラがニーリックスそのまんまなのは『スタートレック ヴォイジャー』のファンとしては嬉しいところ。こちらの方がずっと昔に作られているんですけどね。


スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
お気軽にどうぞ。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ただいまの積読本

現在:456冊                        目指すは未踏の500冊! 最新の15冊を表示。                 冊数をクリックするとすべての積読本を見られます。

ブログ内検索

作家別作品アーカイブ

過去の読書記録はこちらから。 作家名が五十音順に、それぞれシリーズごとに見られます。

評価について

★☆☆☆☆ 破り捨てたい衝動に ★★☆☆☆ うーん。これはびみょ(ry       ★★★☆☆ 普通に面白いです ★★★★☆ 一読の価値アリ ★★★★★ 殿堂入り                ★×4以上は自信を持ってオススメ  ★×5はとりあえず読んでほしい傑作

2014年のベスト5

2014年に読んだ小説の       (暫定)ベスト5はこれ!!

2012年のベスト5

2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

2011年のベスト5

2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

最近の記事

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

アソシエイト

アクセス解析