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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『バイオハザードⅣ アフターライフ』

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★★★☆☆
ウィルス感染によって荒廃した世界。生き残った人間を探し、世界中を旅するアリス。ウィルスに支配されないたった一つの安全な場所への手掛かりを得て、ロサンゼルスに向かったアリスたちが見たものは、何千ものアンデッドに埋め尽くされた街だった。そこでは、わずかな人間たちが刑務所に隠れながら生き残っていた。彼らを脱出させるために、危険な罠に足を踏み入れようとするアリス。今、アリスとアンブレラ社の戦いは、次なるステージへ進み始める。


「バイオハザード」第4作。地上波放送があったので視聴しました。
 シリーズ前3作品はどれも何回か観ているのに、細かいキャラまではいまいち思い出せない。今回も『Ⅲ』からの継続登板組を悉く覚えていないという始末の悪さ。こういう作品は、全部出揃ってからまとめて鑑賞するのがいちばん楽しめるんだろうなぁ。
 前作ラストから続いて東京から物語がスタートする本作。超能力を身に付け、大量生産されたクローンたちと共に、もはや命の数までインフレ状態なアリスとアンブレラ社東京本部の戦闘が描かれる冒頭、製作側もさすがにこのままではやばいと感じたのか、なんと体内のTウイルスを除去する注射を打たれるという力業でパワーバランスをの調整に掛かります。
 これによって本作のアリスはかなり弱体化したハズなのですが……まあ、いつもどおりの無敵状態ですよね。ことアリスに限っては、たとえ周りを数百体のアンデッドに囲まれていようが、億万が一にも負けるところが想像できません。第1作の可憐な見た目はどこへやら、すっかりガチなスーパーヒロインです。

 それにしても本作は構成が酷い。冒頭の東京本部壊滅から、中盤は原点回帰の脱出劇、後半がアルカディアでの生存者探しにラスボス戦とそれぞれのチャプターがぶつ切りのまま繋げました感満載で、「あれ、まだ続くの?」と思わせられることもしばしばでした。
 刑務所脱出のカギを握る囚人役に『プリズン・ブレイク』のウェントワース・ミラーを宛がうキャスティングも、狙いすぎていて苦笑もの。吹き替えも同じ東地宏樹さんですしね。どこをどう見たってマイケルそのものです。
 ウェスカーVSアリス&クリス兄妹も明らかに『マトリックス』意識ですよね? ラストだって、わざわざクリフハンガーにしなくとも、アルカディア奪還で終わらせておけば良かったものを、あからまに続編を匂わせてくる。そうした節操のなさがとにかく目立ちます。
 世間で言われているほどには悪くないとは思うし、事実、続きが気になっていたりはするのですけど、まんまと乗せられている自分がちょっと悔しかったり。


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プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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