2012.09/11 [Tue]
ドラマ総評:『警視庁捜査一課9係 Season 7』
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★★★☆☆
東京で起こる様々な凶悪犯罪に、日夜立ち向かう警視庁。その中で殺人事件に対応すべく都内の所轄から精鋭の捜査員が集められたエリート集団が、警視庁捜査一課。一課は20近くのチームを内包するが、中でも最も変わったチームが「9係」。その9係を率いるのが警視庁内一の変わり者と言われる係長の加納倫太郎。チーム内での上下関係にやかましくなく、体育会的な精神主義も一切無し。組織だった捜査会議などはないが、犯罪検挙率は警視庁トップという少数精鋭の凄腕集団! そんな9係に所属するのは、超個性的な6人の刑事たち。ひとたび事件となると、一見バラバラだがいつのまにかチームワークを武器に謎を解き明かす! 全10話。
「警視庁捜査一課9係」第7シリーズ。
毎年恒例の「9係」、今回からタイトルの“新”が取れ、4年ぶりに無印表記に戻って心機一転――のハズが、内容的にはそこまで振いませんでした。かろうじて印象に残った回はガールが可愛い「悪魔の似顔絵」、ちょっと不思議なテイストを醸し出す「穏やかな死体」あたりでしょうか。
後者は昨今のいじめ問題の煽りを食って一時放送延期になった作品ですが、そのためなのか過去に自殺した双子の弟のエピソードにしっくりとこないものがあり、結果として卑劣な事件にも関わらずふわふわとした幻想的な雰囲気を纏った物語となっていました。とはいえ、『ウルトラマンガイア』の「遠い町・ウクバール」や『ウルトラマンメビウス』の「時の海鳴り」など、こうした現実から浮いたような視聴感を残す物語は太田愛本来の持ち味だったりすので、その良さが出た回だったのかもしれません。
キャラクター的には村瀬元主任がとにかくウザかった。いつもの3倍増しくらいうるさいんじゃないかと思ったら、これ津田さんがわざとそう演じているらしいです。真澄先生とのやり取りがぎくしゃくしすぎてなかなか観ている方にもストレスが掛かるというか、村瀬のキャラはヒステリックのシーズンとそうじゃないときとまちまちなので、できればもう少し大人しめでお願いしたいところです。
その他、ほぼ和解状態の倫子ちゃんと係長(最終話では花束持参で青年含めた3人で食事!)、リアルの病気療養の関係で小宮山くんが一時離脱、久々の薫女将こと加藤貴子、宮原再登場などなんだかんだ言いつつ楽しめました。
青ちゃんと矢沢さんのグラサンネタはアドリブなんだろうか。2週連続で壊れたままだったのには爆笑でした。
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