2012.08/31 [Fri]
映画『ディープ・ブルー』
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★★★★☆
自然は過酷だが、人の残酷さには及ばない。
私たちは訳のわからないままに厳しい状況に突き落とされる。
だが、それはもっと酷いことにもなる。だからこれ以上、いがみ合うのは止めるんだ。
太平洋上に建造された、海洋医学研究施設(アクアティカ)。そこでは、凶暴なマコシャーク(青鮫)の脳組織から新薬を製造する研究を行っていたのだが、研究を急いだスーザン博士が鮫のDNAを操作したために、サメは巨大化し、高度な知識を持つ新種と化してしまったのだ! やがて、人類と同様の知能を備えた巨大ザメは殺戮ゲームを開始。折しも海上は激しい嵐に見舞われ、海の孤島となった研究所では人類とサメとの死闘が始まる!! (1999年 アメリカ)
ブルーレイもそれなりに普及してソフトの値段も下がってきたようだし、このブログもここらでAmazonへのリンクをDVDからブルーレイへと変更していこうかなぁ、と。
そんなこんなで地上波で放送されたものを録画視聴。『ディープ・ブルー』といえば大ヒットした海洋ドキュメンタリーでお馴染みのタイトルですが、モンスター・パニック好きにとってはこの『Deep Blue Sea』こそが『ディープ・ブルー』なのです。
『ジュラシック・パーク』や『アナコンダ』といった超有名作を除くと、この手のジャンルでは『ザ・グリード』に並んでテレビでの放映頻度の高い作品で、次いで『ジェヴォーダンの獣』、『レリック』あたりでしょうか。私も既に結構な回数を観ているのですけど、何度観ても楽しめる良作です。
数多あるサメ映画中でこの作品が独自色を打ち出せている点は、とにかくサメの頭が良く、積極的かつ効率的に人間を責め立ててくる手際の良さにあると思います。なんせ手の内を晒さないように、と備え付けられていた監視カメラを破壊しちゃうくらいですからね。相当なものです。
こうしたサメとのバトルに加え、崩壊を始める海底基地からの脱出というダンジョン攻略要素、予想外のシーンで予想外の人間が喰われるサプライズ、とこれでつまらないわけがない。ムードメーカーであるコックのプリーチャーの、穏やかながらやるときはやるというキャラクターも立っています。
いま観るとちょっとCGがしょぼかったりするのは、まあ時代ということで。多目に見てあげてほしいです。
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