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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『遊星からの物体X』

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★★★★☆
1982年冬の南極。アメリカ南極観測隊第4基地に1匹の犬が逃げこんできた。その犬を軍用ヘリが執拗に追いライフル銃で狙い撃ちする。ついにヘリは着地し、射手はなおも犬を狙う。射手はアメリカ基地のゲーリーにより射殺された。ヘリの国籍はノルウェイだった。何の理由で彼らは犬1匹を殺そうとあれほど必死になったのだろうか。謎を解くべく、ヘリ・パイロットのマクレディはコッパー医師を乗せて、ノルウェイ基地へ向かった。 (1982年 アメリカ)


真夏のモンスター・パニック祭 第3弾!
 1951年の映画『遊星よりの物体X』のリメイクにして、いまなお傑作と名高いモンスター・パニックです。今年は30年ぶりの続編で本作の前日譚(プリクエル)に当たる新作『遊星からの物体X ファーストコンタクト』が公開されたこともあり、これを機に観てみることにしました。

 南極基地に突如として紛れ込んだ一頭の犬。その正体はハスキー犬に擬態した謎の“生きもの”で、誰がエイリアンに擬態され、誰を信じられるのかわからない中、隊員たちは段々と疑心暗鬼に陥っていく。お決まりのストーリーで派手さも皆無ですが、この映画、とにかく“生きもの”の動きが気持ち悪い。妖しい、キモい、不気味のこれぞまさしくAKB。
 いちモンスター・パニック好きとしてこのジャンルがホラーと称されることには些かの抵抗を覚えるのですけど、それでも本作に関して言えば紛れもなくホラー映画です。可愛らしいわんちゃんが一転してエイリアンの正体を露わにするシーンは、怪物の造形といい、動作といい、よくぞここまでおぞましく作れたなと思うくらいに生理的な受け付けなさを喚起させます。
 シャーレから飛び出す場面の鳴き声も突然で心臓に悪い。観ている側の恐怖感と嫌悪感を煽る演出の上手さが、本作が傑作と呼ばれる所以でしょう。

 強いて難点を述べるなら、物語開始時点での登場キャラクターがやたらと多く、それぞれにあまり大きな活躍が与えられていないため、人数がある程度減ってくるまでは人物把握に若干苦戦すること、“生きもの”についての説明があまり為されないので、最初は「一匹だったハズなのにどうして数が増えてるんだ?」と疑問に感じてしまうことかしら。どちらも、観ているうちに気にならなくなりますが。
 にしても、エイリアン映画の『パラサイト』ってこの作品が元ネタだったんですね。

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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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2014年に読んだ小説の       (暫定)ベスト5はこれ!!

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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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