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映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』

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特撮(映像) 石ノ森章太郎

東映ビデオ 2010-01-21
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★★☆☆☆
月影ェ!すべてのライダーを集めろ。
士、夏海、ユウスケの三人は謎の洋館にたどり着いた。記憶を失っている士にも不思議と覚えがあるその館には、士を兄と呼ぶ少女・小夜がいた。士の帰りを待っていたという小夜に付き従う男・月影は、この世界も滅びの現象が起き始めており、それを防ぐためには最強のライダーを決めなくてはならないと告げる。士は何かに目覚めたかのように数々の仮面ライダーたちと壮絶なライダーバトルを開始した。ライダーバトルの果てに何が待っているのか?閉ざされていた士の記憶がもたらすものは?そして、ついに動き出した謎の巨大組織・大ショッカーの目的とは何か?世界の運命を決める決着の時は、刻一刻と近づいていた……。


『仮面ライダーディケイド』の劇場版。
 昭和から平成まで主役を務めたすべての仮面ライダーが集結して悪の大組織大ショッカーと対峙するということで話題の本作。
 確かに、ネタバレを知り過ぎたという点はあったにせよ、そんな大イベントにも関わらずここまでの低評価とはこれ如何に、ということになるわけですよ。

 ちょっと、製作陣!!(というわけで、以下ネタバレ)



 いや、確かに物語の“筋”は面白いですよ?
 士くん=ディケイド自身が実は大ショッカーの大首領だったとか、おじいちゃんが死神博士だとか。時空の壁を越えて全ライダーが現れるシーンなんかは圧巻です。
 でも――いや、だからこそ、設定にしろ展開にしろ、いささかおざなりというか説明不足なのではないかと思うんですよね。

 まず、登場するライダー自身がオリジナルなのか?という疑問ですよね。前半のライダーバトル、仮のオリジナルだとしたら、本当に各ライダーがこんなものに参加するのか、ということになります。だってライダー同士の潰し合いですよ?そんなの慣れっこの平成はともかく、昭和勢が参加するとは到底思えません。おそらくリマジネ組でしょう(それでもアマゾンやブラックがTV版リマジネと別人っぽいし、意味がわからない)
 で、後半。オーロラの向こうからやってきたライダーたち。変身解除した姿が南光太郎や津上翔一、そしてモモタロス(ここは素直にぐっ、ときました。やはり“本物”の重みですかね)。さらには、お馴染みのポーズを決めるカブトや明らかに本人のダブルなど、ここで登場したライダーたちはオリジナルの可能性が高そうです。
 じゃあ、何をキッカケにしてこのふたつが入れ替わったのか?それがわからないし、明確にされてないんですよね。

 そんなライダーたちを集めてきたのは他でもない鳴滝なんだろうけど、鳴滝は夏めろん夏みかんと共にディエンドに助けられてから完全にフェードアウトという放置っぷり。全ライダー連れてきて「ふう」みたいなシーンで1ショットでも良いから後半にも出すべきでしょう。

 てか、海東とか説得に行く相手を完全に間違えてるww
 なんでよりにもよって矢車さんと浅倉だよ。カブト勢ならぼっちゃまとか風間とか、龍騎ならそれこそ蓮とか手塚(召還してる場合じゃないでしょ)、他にも名護さんに侑斗(中村優一くん、あんなに出たがってたのに……残念)、葦原さんだっているじゃん。恐ろしいセンスだな、海東。

 加えて、リマジネでない“士の世界”の結城丈二。いやあGACKTカッコ良かった!インタビューとかでもカッコ良いから困るわ(何が
 それはさておき、彼は名前からしてリマジネ組ではなさそうですが、どういう扱いになるのかが謎です。世間では『THE NEXT』版の結城丈二という声もありますが、そうなると“士の世界”は『THE NEXT』の延長線上にあるのか、はたまた別の世界からスカウトしてきたのか……?

 それに首領交代があっても何にもリアクションをとらない大ショッカーの面子とか、基地が爆発してもぴんぴんしている小夜とか、たなぼたパワーアップのユウスケとか、もうツッコミどころ満載でした。うー消化不良。
 これ、DC版で補完できるレベルなのかな――?


 何はともあれ。『ディケイド』もあと少しで終幕。
 9月からは劇場版で恐るべき強さを誇ったダブルが登場です。否が応にも期待してしまいますね。

 さぁ、お前の罪を数えろ!


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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