2012.07/23 [Mon]
映画『ファイナル・カウントダウン』
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★★☆☆☆
1980年12月7日、ハワイ沖を航行していた原子力空母ニミッツが突然タイム・スリップ。一瞬の後、1941年12月7日、日本軍による真珠湾攻撃の現場に迷い込んでしまう。まさに日本軍が奇襲をかける寸前だと知った乗組員たちは最新鋭戦闘機F14によるゼロ戦との戦闘に突入するが……。 (1980年 アメリカ)
BSで放送があったので録画視聴。
不慮の事故によって過去へとタイムスリップした現代の原子力空母が、歴史的な事件を目の前にして介入すべきかどうか苦悩するSFストーリーです。かわぐちかいじのマンガ『ジパング』は、この作品が元ネタなのかしら。
アメリカ海軍の全面協力の下に製作されただけあって、本物の戦闘機を用いて撮影された空戦シーンはさすがの見応え。私はそちらのジャンルには明るくないのでいまいちぴんときませんが、ミリタリーマニアの方々はかなり楽しめるのではないでしょうか。
逆に、SFとして見ると結構な消化不良だったりします。まず、せっかくタイムスリップしたにも関わらず、物語の殆どが洋上のニミッツ船内で展開し、過去の事象との絡みは先述の空中戦程度。あとは生存者を引き上げて細かないざこざがあったりもするのですけど、基本的に陸上とのやりとりがないために大きな出来事の渦中にある感じがまったくしませんでした。戦記モノならばもっと派手に戦っても良かった、というか戦うべきでしょう。
クライマックスにおける磁気嵐の唐突な再来といい、はっきりいって盛り上がりどころがわからない。始終単調で観ていて退屈します。オチもこの内容だとコレ以外に考えられないですし、お話の面白さを重視したい向きには薦めません。
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