2009.08/09 [Sun]
5月病マリオ『赤ずきんちゃんがずきんを脱いだようです』
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★★★★☆
じゃーん!! 見てこれ ごつ葉のクローバー!!
あるところに“赤ずきんちゃん”という素直でかわいい女の子がいました。ある日、お母さんからおつかいを頼まれた赤ずきんちゃんは、おばあちゃんのおうちへ向かうことに。ですが、そこにはワルいオオカミさんが待ちかまえていて、あっという間に丸のみにされてしまうのでした。
……というお話になるかと思ったら大間違い!!
この赤ずきんちゃん、お母さんにおつかいを頼まれても「おつかいめんどくさ~」と言う始末。おこずかいにつられて、仕方なくおばあちゃんのおうちへ出かけるものの、お花畑で寄り道したり、オオカミさんを振り回したりとやりたい放題。はたして筋書き通りに、おばあちゃんのおうちへたどり着くのでしょうか?
赤ずきんちゃんって結構ガール度高いですよね。麦わら帽子にワンピースの“真夏のお嬢さん”か“赤ずきん装束の女の子”か、といわれたら、そこはかなり悩んでしまうところです。
残念なのはこの赤ずきんちゃん、ずきんがきらいなので赤ずきん装束なのは1ページのみだったこと。
――そんなどうでも良い話は置いといて。
いかにもネット初という感じのタイトルですね。ニコニコとかにありそう。
一応この本、絵本風コミックとは銘打ってはいるけれど、中にコマがあるわけでもないし、あとがきでは著者が絵本と言い切っているし……。そんな微妙な分類だから、ここでも取り上げることにしました。
まあこれはこれで良いんじゃないですか、赤ずきんちゃんのキャラクター。友達にはなりたくないですけど(疲れそうだし)、大抵の行動は許せます。なんせ可愛いは正義ですから!
逆にオオカミは可哀想すぎて泣けてくる……。
しかしこれ、酷いなww
いや、良い意味で。
途中で終わっておけばハッピーエンド――というかそれなりに微笑ましENDなんだけど、おまけで見事にひっくり返されるというか。こういうボーナストラックのつけ方、かなり好きですよ。
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