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アニメ総評:『めだかボックス』

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★★☆☆☆
箱庭学園内に設置された目安箱は、24時間365日、生徒の誰もが、どんな悩みでも投書できる、通称“めだかボックス"! 生徒達のあらゆる悩みを解決する為に完全生徒会長・黒神めだかの奮闘の日々が始まった!! 全12話。


アニメ「めだかボックス」第1期。
 この作品に関しては西尾維新原作ということもあり、毎週感想を書いていたので、いまさらになって改めて語ることもないのですが、ひとことで言ってしまえばぶっちゃけ微妙でした。
 まずキャラデザが好みじゃない。序盤は殆どモブキャラが喋らず、その上まったく動かないという恐るべき手抜き具合。しかも演出がいちいちお寒いです。めだかのCVも解釈のひとつとしてはアリっちゃアリなのですが、可愛すぎていまいち合っていません。
 そしてなんといっても、いわゆる生徒会執行編であるお悩み相談モノから、いきなり雲仙とのバトル展開に突入して終わってしまう構成がダメすぎます。というか、深夜アニメ1クールで単行本3巻ぶんも消化できていなのはかなりのスローペースですよね? せめて十三組の十三人編までは片をつけてバトル路線をはっきり打ち出しておくべきだったと思います。

 『めだか』という作品に関しては、『週刊少年ジャンプ』を愛してやまない西尾維新が自己流にアレンジしてみせた『ジャンプ』マンガなので、単行本4巻以降のバトル路線への変更や昨日の敵は今日の友的展開がいわば本題だったりするんですよね。
 現状、第1期終了時点では『ドラゴンボール』でいうところの「ギャルのパンティおくれ」までみたいなもので、黒神めだかのキャラクターにしても『化物語』セカンドシーズンで見られたようなテンプレ属性持ちキャラに人間を描き込むとどうなるのか、といった昨今の西尾維新テーマを汲んでいるハズなのに、そこを見せるまでに物語が至っていない。ひとつの作品として語るにはあまりにも未完成すぎるのです。
 製作期間の確保だとか、商品生命を伸ばしたいだとか、様々な事情が絡んで近頃流行っているらしい分割2クール方式ですが、こと本作に関しては、それがことごとくマイナス(過負荷じゃないですよ?)方面に向いてしまっていると言わざるを得ないでしょう。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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