2009.08/11 [Tue]
映画『クライマーズ・ハイ』
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★★☆☆☆
悠木さんは、「スクープは山登りと同じだ」って言ってました。
群馬県,北関東新聞社。地元が現場となった,航空機事故の全権デスクに任命されたのは,組織から一線を画した遊軍記者・悠木和雄だった。モラルとは?真実とは?新聞は<命の重さ>を問えるのか?プレッシャーに押しつぶされながらも信念を貫き通そうと必死にもがいた悠木が見たものは?これはあの暑かった夏をひときわ熱く駆け抜けた新聞記者たちによる濃密な日々の記録である。(2008年 日本)
先日、地上波で放送していたので。原作未読。
少し期待していたものと違ったかな、というのが印象。
もっと事件を追う記者の熱い姿が描かれてくのかと思いきや、やっていることは単なる社内抗争――という、ね。残念なことに。
肝心の御巣鷹山のシーンはほとんどないし、妙に悠木さんを気に掛けるセクハラ社長や過労の末に死んでしまった安西など、結局何だったの?みたいな。キャラクターとそれにまつわるエピソードが充分に消化できていない感じ。
しかもはじめ、何がどうなっているのかわからずに悠木さんの子供が飛行機に乗ってたのかと思ってしまいましたよ。そこらへんちょっと不親切設計?
俯瞰した山々、衝立の映像はどれも迫力があって良かったし(山登り=スクープの比喩を映像で見せたのも良かった)、事件発生直後の社内の慌ただしい様子が、新作『スター・トッレク』のようにくるくる切り替わるカメラワークで表現されていた点も良かったですけど、全体としてストーリーが ……うーん。
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