2012.06/03 [Sun]
めだかボックス 第9話「やり過ぎなけりゃ正義じゃねえ!」
おお、面白くなってきた! 先週までのほんわか生徒会お悩み解決モノととても同じアニメとは思えない血みどろ展開。
最初の頃こそ雲仙登場篇は不評で日常篇からの路線変更に反対する声が大きかった『めだかボックス』ですが、むしろ本領はここからですよね。というか、『めだか』という作品が週刊少年ジャンプをこよなく愛する西尾維新流のジャンプマンガだとしたら、この方向転換はむしろ必然。アンケート順位が下がったらバトル路線に移行するのはジャンプの通例であり、むしろそうした作品の方が名作となっているのもまたジャンプマンガの方程式です。
なので、このあたりの変遷は西尾維新が意図して演出したものじゃないかと思うんですね。原作の「黒神めだかの後継者編」は元より、発売中のノベライズでも一貫して黒神めだかは怪物、人間の心を理解できない化物として描かれていることからもそれがわかります。
また、いわゆる世間知らずな天才ちゃんといったテンプレキャラに必然性を持たせるとどうなるのか、という試みも昨今の「化物語」シリーズに共通するテーマを感じさせます。
不知火との不穏なやりとり、副会長選出への布石、めだかとは真逆の考え方を突き付ける存在の登場と残り3話、終盤も近くなってまとめに入ってきたようにも見えるのですが、実際のところコレ、どうやって片をつける気なんでしょう?
このままだとフラスコ計画の「ふ」の字も出てこないで終わりそうなんですけど……。
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