映画『メン・イン・ブラック』

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★★★☆☆
ニューヨーク市警の若手刑事エドワーズは、黒のスーツに身を包んだ男、“K”にスカウトされ、最高機密機関MIB（MEN IN BLACK）の一員となる。過去を抹消され、名前もただの“J”になった彼は、現在地球上に、約1,500ものエイリアンが人間に姿を変えて生活している事を知る。エイリアン達が、犯罪や侵略行為に出ないよう監視し、彼らの存在を世間から隠す事がMIBの任務だった。そして、ベテラン捜査官“K”と新米“J”を待っていたのは、銀河系の存亡を賭けた戦いだった……。　（1997年　アメリカ）


「メン・イン・ブラック」第1作。
　今週末から最新作『MIB3』が公開されるということで地上波放送されたものを視聴。
　既存のシリーズ作は2本とも観たことがあるため再鑑賞になるわけですが、コメディタッチでありながらしつこくなく、ちゃんとSFアクションもしていてやっぱり面白いです。サングラスにスーツ姿でエイリアンと闘うというヴィジュアル面のインパクトといい、記憶消去装置であるニューラライザーなどの小道具も印象的です。

　ハイクオリティなCG全盛の現在とは異なり、ギリギリでニセモノっぽさが残るエイリアンたちの造形なんかも古き良き90年代SFといった感じ。このあたりは、着ぐるみ特撮が主流の日本人の感性に結構マッチしていると思います。
　自分たちの住んでいる星や生きている世界すらも、さらにマクロな存在から見れば実はビー玉程度の大きさでしかないという、こちらの定まった価値観を覆してくるようなオチはかなり好みだったりします。