2013.04/24 [Wed]
『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー』が面白い
本日、NHK BSプレミアムにて
『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー』の第2回目の放送がありました。
タイトルからもわかるように、最近めっきり少なくなった
UFO、UMA、心霊、妖怪、オーパーツといったいわゆる超常現象にスポットを当てた検証番組です。
私が中学生の頃は軽い超常現象ブームといって良いくらいの盛況さで
『特命リサーチ200X』、『USO!? ジャパン』、『不思議どっとテレビ。これマジ!?』、『藤岡弘、探検隊』、
さらには大晦日のテレビタックル特番やら単発のミステリー特集など、
この手の番組が数多くやっていました。
他にも食玩やらブラインドパッケージ商品、超常現象カードなどもたくさん出てましたからね。
いまにして思えば、素晴らしい時代でしたよ。
UMAファンだったので、キャディーのカードが当たったときは嬉しかったなぁ。
そんなわけで、この『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー』は
久し振りに超常現象成分を補給できる待望の番組だと喜んでいたのですが、
これが先月の第1回放送(FILE.0)を見て驚きました。
エイリアンとアブダクティの関係を取り上げた際に、スーザン・A・クランシーが出てるじゃないですか!
しかも彼女の著書『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』(既読)でも語られている
なぜ日本人はあまりエイリアンに誘拐されないのか、といった問題にも触れている。
単なる賑やかしではなく、ここまで真摯に突っ込んでくれるとは素晴らしいです。
今夜の放送でもUMAの代名詞的存在であるネッシーを取り上げ、
ネッシーの正体が首長竜として広まるようになった経緯、その正体論を懇切丁寧に解説しています。
特に、ネス湖の環境では巨大な生物が生きられてせいぜいワニ2匹程度と言い切ったこと、
ネス湖特有の自然現象から、既存のネッシー映像に無理のない答えを与えて視聴者に納得させた点です。
この手の番組でネス湖のネッシーを「ネッシー現象」と呼んでしまったのは
『特命リサーチ』でスカイフィッシュと真蛇骨を否定した件に次ぐ快挙と言えるでしょう。
その上で、ネッシーの存在を無条件で信じることだけがUMA研究のすべてではなく、
そこから人の抱くロマンへの言及、社会学との繋がりなどから
ネッシーがいてもいなくても、その魅力は永遠に色褪せないと述べたところには感激すらしました。
これは私が常々、UMAに対して思っていることそのものなのです。
肯定派と否定派がやんややんやと言い合っているのを傍から見て笑うような
UMAや超常現象をオカルト扱いして蔑む既存の路線とは一線を画した、作り手の愛を非常に感じる番組です。
さすがはNHK。良い番組を作ります。
調べてみたところ、この番組は4月以降、6回の放送が予定されているとのこと。
本心では毎週やってほしいけれど、このクオリティの番組ではさすがに難しいのかな。
これはBDに永久保存すること決定!
オススメです。
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NoTitle
私もこの番組見ましたよ~。
はろーすみすさんと同じく、最近この手の番組が減っていることを残念に感じながら、数少ない良番組なので次回を楽しみに待っています。