積読本は積読け!!

100冊超の積読本に微塵も後悔せず、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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興奮しすぎて眠れない


『ポケットモンスター ブラック2/ホワイト2』の発売に際して
6月21日より、アニメ『ポケットモンスター ベストウイッシュ』がシーズン2に突入することが発表されました。

現在、放送中の『BW』はジムバッジ残り1つというところまできていて、
未進化形が多いいまのパーティーでどうリーグを戦っていくのかと心配していたところに、このニュースです。

旧ポケ解禁の噂は知っていましたが、まさかのヒカリ&ポッチャマの本格参戦!!

やっぱり公式的にも、第二のピカチュウポジを確立したポッチャマの存在は大きかったみたい。
それにヒカリですよ! 『DP』をこよなく愛する自分としてはヒカリ参戦は嬉しすぎる。
ポスタービジュアルにいるってことはゲストじゃなくてメインキャラですよね?

加えてシロナさんを含めたお歴々と共にチャンピオンへの挑戦権を掛けてバトルというのだから、
要するに『DP』のリーグ戦後にシロナさんが言っていた「いつか彼らはチャンピオンリーグに云々」に掛かってくるわけで。
これで期待するなというのがムリな話。シンジ再登場も充分にありえますよ!

しかし旧ポケ解禁ということは、サトシの手持ちも変化しそうなのだけど
……ヘイガニ? お調子者であんまり好きじゃないんだよなぁ。
個人的にはフカマルあたりをちゃんと育ててやってほしい。


ゲームと連動してロケット団も本格的に動いてくるようだし、
ムサシやコジロウが準レギュ落ちしたいま、ここらで彼らを退場させてしまう絶好の機会でもあります。
これは新シリーズから目が離せません。


西尾維新『朗読活劇 刀語 第零話 虚刀・鑢 /第十二章』

刀語 第十二巻 / 炎刀・銃 【完全生産限定版】 [DVD]刀語 第十二巻 / 炎刀・銃 【完全生産限定版】 [DVD]

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★★★☆☆
「ぼくはきみのことが大好きだった」
それが。娘に対する愛の言葉が。
反逆者、飛騨鷹比等の最期の科白であり、それを伝える者は誰もいないのだった。

「大乱の英雄」と呼ばれた、旧(ふる)き刀の物語!
原作者:西尾維新完全書き下ろしにより遂に語られる、虚刀流六代目・鑢六枝の真実!
第十二章は鑢七花役の細谷佳正が朗読を担当。


アニメ『刀語』第12巻の初回限定版DVD/BDに付属の特典CDに収録。
 おはなしのくに〜♪ な『刀語 第零話 虚刀・鑢』もこれにて終幕。終わってみれば思ったとおり、アニメ第1話の冒頭シーンに至るまでの物語でした。六枝の6人変幻など最後までその仕組みが明かされないままの要素もありますが、『刀語』全体を補完する物語としては充分その役割を果たせていたと思います。
 
 最も大きな収穫は後半戦における飛騨鷹比等像の掘り下げです。『刀語』開始当初の七花や七実が何を考えているのかよくわからなかったように、この「第零話」でも鑢家の人々はその思考がはっきりとは掴めません。序盤は良心的な人間に見えた六枝も、終わりが近づくにつれて明らかに異質な存在に感じられてくる。この淡々とした心の持ちようが“刀”であるということなんでしょう。
 対して、これまで嫌な奴、ヒール役でしかなかった飛騨鷹比等は物語が進むにつれて段々と人間味を増していく。最期の瞬間にとがめに自分の想いを伝えるシーンは、既出のエピソードにも関わらずぐっとくるものがありました。

 一連の物語が共に旅する否定姫から七花への語り聞かせであったというオチも嬉しい。前日譚にして後日談、4時間半超えなのですべて聴くにはなかなか根気がいるとはいえ、ファン納得の一作です。できれば活字化してほしいなー


西尾維新『朗読活劇 刀語 第零話 虚刀・鑢 /第十一章』

刀語 第十一巻 / 毒刀・鍍 【完全生産限定版】 [DVD]刀語 第十一巻 / 毒刀・鍍 【完全生産限定版】 [DVD]

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★★★☆☆
そうかい――そりゃあ、愛だね。
「大乱の英雄」と呼ばれた、旧(ふる)き刀の物語!
原作者:西尾維新完全書き下ろしにより遂に語られる、虚刀流六代目・鑢六枝の真実!
第十一章は真庭鳳凰役の置鮎龍太郎が朗読を担当。


アニメ『刀語』第11巻の初回限定版DVD/BDに付属の特典CDに収録。
 「第十章」を聴いたのが昨年の7月で1年弱もほっ放たままになっていました。朗読CDの20分間って意外と長いんですよね。寝る前に布団に入って聴こうとすると必ず途中で落ちてしまうし……。

 それはともかく、さすがは置鮎さん。手塚部長。イイ声すぎます。今回は決戦前の最後のひととき、飛騨鷹比等と妻のゆるの交わす会話は物語の終わりが近いことを予感させ、本編で語られた彼の最期を思うときっと幸せな人生だったんでしょうね。
 六枝とみぎりの鑢一家からはまったく愛情というものが感じられないのに対して、飛騨家は愛情溢れる家庭です。だからこそ悲劇というべきか。感情移入的には完全に飛騨鷹比等寄りの心情です。


柳広司『パラダイス・ロスト』

パラダイス・ロストパラダイス・ロスト
柳 広司

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★★★☆☆
だが、スフィンクスの謎を解いたオイディプスの運命を挙げるまでもなく、
謎を解くことは本来それだけで完結するものではない。解かれた謎は、謎を解いた者に責任を突き付ける。

大日本帝国陸軍内に極秘裏に設立された、スパイ養成学校“D機関”。「死ぬな。殺すな。とらわれるな」―軍隊組織を真っ向から否定する戒律を持つこの機関をたった一人で作り上げた結城中佐の正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。だが“魔王”結城は、まるで幽霊のように、一切足跡を残さない。ある日プライスは、ふとした発見から結城の意外な生い立ちを知ることとなる――。


「ジョーカー・ゲーム」第3作。
 言わずと知れた柳広司によるスパイ・ミステリの最新作です。一般への売れ行きは勿論のこと、前作『ダブル・ジョーカー』は2010年本ミス第7位に選ばれるなど、ミステリ業界からも注目度の高い本シリーズ。ただ、個人的には過大評価しすぎているように思わなくもないです。
 今巻は収録作品の中に前後編ものが1本あるので、実質的には短編3作+中編1作の4話構成。毎度お馴染みD機関のスパイたちが策に策を重ねて敵の罠を掻い潜り、卒なく任務をこなしていきます。

 ここまで付き合ってきた読者は当然、スパイたちが必ずや勝利を収めるための一手を打っているだろうことは理解しているため、ミステリとしてはその“手段”の部分でどれだけのサプライズを演出してみせるのかが読ませどころになってくる。
 で、その点に注目して述べるとすれば、本作においてはそれほど目を見張るような仕掛けは施されていません。「追跡」のようなひっくり返し方は予定調和の想像どおりであって、もはやひっくり返しになっていないのです。結果がわかっている以上、過程に重きを置くべきなのに、それがない。
 「暗号名ケルベロス」で展開される推理もかなりムリくりなものがあり、そのあたりの本格としての弱さも柳さんらしいといえば柳さんらしいです。

 スパイたちの人間味や人情が滲んでくるのはこれまでになかった趣向で、物語性を高めるのにひと役もふた役も買っていました。読後感だけで言うと「暗号名ケルベロス」の結末はこれまでのシリーズ作の中では最も良かったですね。
 とはいえ、エンタメ小説としてならともかく、今回も本ミス20位圏内に入っているようなら本気で投票者の本格観を疑います。


来月の文庫発売予定


どうも。最近になってジャンプで読み始めた『SKET DANCE』に毎回感心しっぱなしの はろーすみすです。
さりげないやりとりに伏線を仕込んで後から物語に活かしてくる手腕の見事さ。
いまやっている大坂編とか本当にすごい。作者の篠原さん、ミステリの才覚があるわ。

なぜいままでこのマンガをスルーしてきたのか。アニメ見ようかなー


さて、来月の文庫予定チェックです。

例によって例の如く購入予定は☆
以前に読んだモノの文庫落ちは★

上旬☆『探偵・藤森涼子の事件簿』/太田忠司
07日  『ひぐらしのなく頃に礼 賽殺し編』/竜騎士07
     『アリアドネの弾丸(上)』/海堂尊
     『アリアドネの弾丸(下)』/海堂尊
12日★『天帝のつかわせる御矢』/古野まほろ
   ☆『煙突の上にハイヒール』/小川一水
15日★『フェンネル大陸 偽王伝(7) 終焉の詩』/高里椎奈
   ★『浜村渚の計算ノート 3さつめ 浜村渚の水色コンパス』/青柳碧人
     『時計館の殺人〈新装改訂版〉 (上)』/綾辻行人
     『時計館の殺人〈新装改訂版〉 (下)』/綾辻行人
19日  『RIGHT∞LIGHT(3) 朝焼けに飛ぶ三羽の鶫』/ツカサ
下旬☆『ヘンたて(仮)』/青柳碧人
22日★『ダブル・ジョーカー』/柳広司
     『ふたりの距離の概算』/米澤穂信
23日☆『ビブリア古書堂の事件手帖(3)〜栞子さんと消えない絆〜』/三上延
26日  『ナツイロ』/関口尚
     『宵山万華鏡』/森見登美彦
     『彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season(6)』/村山由佳
30日  『犬とハサミは使いよう(5)』/更伊俊介



6月の文庫は超大漁!!
あまりに多いので抜き出すだけでも疲れちゃいましたよ……。

年末のミステリランキング的にも目が離せないのは『ビブリア古書堂』の新刊でしょう。
昨年度本ミス第27位、1巻と2巻で票が割れなければ20位以内に食い込めたという日常の謎系のダークホースです。

青柳碧人の新刊はまたもSFなのかな?
まだ『雨乞い部っ!』も『希土類少女』も読めていないのに。今年になって既に4作上梓とか速筆すぎる。

『探偵・藤森涼子の事件簿』は『甘栗と金貨とエルム』にも登場する探偵の藤森さんの物語。
wikiで調べてみるとそのものずばりのタイトルでは刊行されていないのですけど、素直に1作目の文庫化なのかしら。甘栗くんの2冊目も積読中なんですよね。きついっす。

そして「天帝」シリーズの2作目『天帝のつかわせる御矢』もとうとう文庫化です。
6月27日に発売予定の池澤春菜さんのニューアルバムでは、まほろんが作詞も行っているのでそちらも要チェック。

――と、とりあえずこんなものか。ふう。


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プロフィール

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特オタ。

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2012年のベスト5

2012年に読んだ小説の       (暫定)ベスト5はこれ!!

2011年のベスト5

2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊) 2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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